人間だから、欠点や弱点はあるだろうが、菅内閣の大臣は、みんな真面目で好感がもてる。いやらしさがない。菅さんは、如何にも理系らしく、筋を通して、問題にぶつかっていく。
権力にしがみつくという姿勢もない。いつでも、譲るという姿勢もあわせもっている。自民党が、谷垣首相を提案されてヘドモドしているのと大違いである。
計算づくで、なにを思い悩んでいるのかが、見えるだけに、余計に際立つ。
時代が、この災害で大きく変わるかもしれない。助け合うことなしに、地球人は生きてはいけないことが、いよいよ明確になってきた。
一方では、カダフィ大佐が金の力をテコにしてあがきまくっている。客観的にみて、もう彼の時代ではない。独裁者達の同じような、たどる道の滑稽さ。そして、そのために多くの人命が損なわれている。悲劇が続く。
そして、彼と同類項の人間が、多数いることである。こういう連中が、権力をほしいままにして、この世を支配している事実を知らなければならない。彼等は、自分からは、退陣などしない。放逐すべき人が、放逐する意思を持たなければ、彼らはいつまでもいすわるのである。