※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
----どこかで聞いたことがあるようなタイトルだニャ。
「アン・ルイスだったかな。
『女はソレを我慢できない』という歌もあったけど、
映画ファンにはジェーン・マンスフィールド主演の音楽コメディ、
『女はそれを我慢できない』が有名だね。
でもプレスにはこの映画について何も触れてない」
----どっちにしろ、ちょっとそそるタイトルだよね?
主演が竹中直人か、またアツ苦しそう。
「簡単に言えば
『男はつらいよ』の下北沢バージョン。
ただし『007』をパロッた『オースティン・パワーズ』と同じく
ポップでしかも下半身ギャグが多い」
----と言うことは、主人公はどこからか下北沢に戻ってくるんだね。
「うん。
主人公・服部大河(竹中直人)は
“DJタイガー”として7年の放浪の末、
下北沢の実家『饅頭屋うさぎや』へ。
彼の異様な姿を観て驚く、
おいちゃん(ベンガル)、おばちゃん(清水ミチコ)、
そして妹ちえり→チェリー(さくら)。
さっそく彼の周りには“ハゲ仲間”が集まり始める。
この“ハゲ仲間”を演じているのは高橋克実、温水洋一。
さて、マドンナさつきちゃん(鈴木京香)が
離婚して町に戻っていると知ったタイガーは
彼女が切り盛りしている和風喫茶に入り浸り。
ところがそんな下北沢の町に大問題が起こる。
なんとこの町にソープランドができると言うのだ。
さつきに『下北沢を守ってください』と言われ、
タイガーたちは敵地に乗り込むが……」
----分かった。しかし「男はソレを我慢できない」わけだね。
「そういうこと。
時代は2006年夏と言うことになっているけど、
男たちの衣服は60年代後期を偲ばせるサイケな色づかい。
これは『男はつらいよ』が生まれた1969年を意識したのかも。
監督は下北沢を拠点にしている信藤三雄。
プレスの言葉を借りるなら
<映像、音楽、グラフィックアート>のリミックス。
言葉を吹きだしとともに文字として見せたり、
映像をストップモーションで止めて
ギャグアニメのように人の顔を超ドアップにして見せたり、
セリフをエコーでリフレインさせたり、
ここまで遊んでいる映画は、あまり観たことないね」
----でも中島哲也監督とかもやっているよね。
「いや真鹿島監督の映画は物語の骨格がしっかりしていて、
映像との相乗作用で映画を牽引していくからね。
この映画は、そんなタイプの作品ではなく、
ほとんどがおふざけ。
ある意味、まじめにおバカ映画をやろうとした作品だ。
そういう意味では観客を選ぶだろうね。
この<感性>にノレる人もいる反面、
頭から受け付けない人もいるんじゃないかな」
----えいはどうだったの?
「笑った場面もあれば正直寒くなったシーンも。
後半のクライマックスを、
●●●●バトルに持ってきているのは
あまりいただけなかったな、
これをやるとテレビになってしまう」
----●●●●って何よ?
「これは公開されたら明かすかも。
ヒントは出演者が楽しんでしまっていると言うこと。
これやっちゃうと、
いわゆるテレビの芸能人たちによるバラエティと同じ次元になってしまう。
この映画は同じくお笑い芸能人を惜しげもなく出演させた『下落合焼鳥ムービー』と並び、
日本映画史に残る珍作。
それだけに惜しいなあ。」
(byえいwithフォーン)
※これもご当地映画だ度
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----どこかで聞いたことがあるようなタイトルだニャ。
「アン・ルイスだったかな。
『女はソレを我慢できない』という歌もあったけど、
映画ファンにはジェーン・マンスフィールド主演の音楽コメディ、
『女はそれを我慢できない』が有名だね。
でもプレスにはこの映画について何も触れてない」
----どっちにしろ、ちょっとそそるタイトルだよね?
主演が竹中直人か、またアツ苦しそう。
「簡単に言えば
『男はつらいよ』の下北沢バージョン。
ただし『007』をパロッた『オースティン・パワーズ』と同じく
ポップでしかも下半身ギャグが多い」
----と言うことは、主人公はどこからか下北沢に戻ってくるんだね。
「うん。
主人公・服部大河(竹中直人)は
“DJタイガー”として7年の放浪の末、
下北沢の実家『饅頭屋うさぎや』へ。
彼の異様な姿を観て驚く、
おいちゃん(ベンガル)、おばちゃん(清水ミチコ)、
そして妹ちえり→チェリー(さくら)。
さっそく彼の周りには“ハゲ仲間”が集まり始める。
この“ハゲ仲間”を演じているのは高橋克実、温水洋一。
さて、マドンナさつきちゃん(鈴木京香)が
離婚して町に戻っていると知ったタイガーは
彼女が切り盛りしている和風喫茶に入り浸り。
ところがそんな下北沢の町に大問題が起こる。
なんとこの町にソープランドができると言うのだ。
さつきに『下北沢を守ってください』と言われ、
タイガーたちは敵地に乗り込むが……」
----分かった。しかし「男はソレを我慢できない」わけだね。
「そういうこと。
時代は2006年夏と言うことになっているけど、
男たちの衣服は60年代後期を偲ばせるサイケな色づかい。
これは『男はつらいよ』が生まれた1969年を意識したのかも。
監督は下北沢を拠点にしている信藤三雄。
プレスの言葉を借りるなら
<映像、音楽、グラフィックアート>のリミックス。
言葉を吹きだしとともに文字として見せたり、
映像をストップモーションで止めて
ギャグアニメのように人の顔を超ドアップにして見せたり、
セリフをエコーでリフレインさせたり、
ここまで遊んでいる映画は、あまり観たことないね」
----でも中島哲也監督とかもやっているよね。
「いや真鹿島監督の映画は物語の骨格がしっかりしていて、
映像との相乗作用で映画を牽引していくからね。
この映画は、そんなタイプの作品ではなく、
ほとんどがおふざけ。
ある意味、まじめにおバカ映画をやろうとした作品だ。
そういう意味では観客を選ぶだろうね。
この<感性>にノレる人もいる反面、
頭から受け付けない人もいるんじゃないかな」
----えいはどうだったの?
「笑った場面もあれば正直寒くなったシーンも。
後半のクライマックスを、
●●●●バトルに持ってきているのは
あまりいただけなかったな、
これをやるとテレビになってしまう」
----●●●●って何よ?
「これは公開されたら明かすかも。
ヒントは出演者が楽しんでしまっていると言うこと。
これやっちゃうと、
いわゆるテレビの芸能人たちによるバラエティと同じ次元になってしまう。
この映画は同じくお笑い芸能人を惜しげもなく出演させた『下落合焼鳥ムービー』と並び、
日本映画史に残る珍作。
それだけに惜しいなあ。」
(byえいwithフォーン)
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