ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『恋人たちのパレード』

2012-02-08 23:55:05 | 新作映画
(英題:Water for Elephants)

「う~ん。このタイトルはないよなあ。
まるで、70年代前後の
クロード・ルルーシュの映画みたいだ」

----どんなお話ニャの?
「一言で言えば、
強圧的な夫の虐待に苦しめられていて、
それでも彼を母親のように見守っているヒロインと、
大学を卒業できなかった若い青年との恋」

----一言と言っている割には、
ややこしい説明だニャあ(笑)。
「まあ、
そのややこしい部分がこの映画を膨らませているんだけどね。
そうじゃなければ、、
それこそこれまで数えきれないくらい作られてきた
“許されない愛”の映画と変わらなくなってしまう。
ということで、もう少し詳しい説明を…。
ヒロイン、マーリーナを演じるのはリーズ・ウィザースプーン
彼女は孤児院育ちで、
いまはサーカスの花形スター。
その彼女に恋をするのが、
ロバート・パティンソン演じるジェイコブ。
彼はポーランド系移民の息子。
大学で獣医学を学んでいたものの、
卒業目前で両親が交通事故死。
経済的にも追いつめられてしまった彼が衝動的に乗ったのが移動サーカスの列車。
そこで彼は大学で獣医学を修め、卒業したと偽ってサーカス団に入り込む。
だが、そのサーカス団長兼舞台監督のオーガストは、
冷酷な絶対君主。
必要なくなった団員を列車から放り落すような男だった…」

----へ~え。その団長はだれが演じているの?
『イングロリアス・バスターズ』以来、人気のクリストフ・ヴァルツ
強権的で嫉妬深い彼は、また子どものようでもある。
そんな彼をマーリーナは見切ることができないんだ。
とはいえ、この“ひねり”もそこまで目新しい設定とは言えない。
映画はその内容そのままにクラシックな香りを放つ。
時代が1930年代、大恐慌時代ということもあり、
全体的に紗がかかったようなノスタルジックな感じなんだね。
で、その決定打とも言えるのが、
当時の“一流ではない”サーカスの存在。
サーカスというのはやはり映画に向いていると再確認。
代表的なのはフェデリコ・フェリーニ
日本の寺山修司なんかもそうだった。
サーカスという超絶空間によって
息苦しい現実からちょっぴり離れるという意味でも、
この映画は今の時代の空気に向いているかも。
そうそう、本作はベストセラーが基になっているけど、
映画オリジナルの設定として
年老いたジェイコブの回想としていることも言っておかなくちゃ」

----まさか、それってロバート・パティンソンが老けメイクで?
「いやいや、演じるのは名優ハル・ホルブルック
ポール・シュナイダーも出ているし、
映画って、やはり役者の存在が大きいなということを
改めて感じさせられた映画でもあったね。
監督は『コンスタンティン』 『アイ・アム・レジェンド』フランシス・ローレンスだよ」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「コメディじゃないリーズ・ウィザースプーンも魅せるのニャ」いいねぇ

※ロバート・パティンソン、『トワイライト』シリーズよりはこっちだ度

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