四国の途中ですが
本日我が村で大きな行事があったので
それをしるしておきます。
梅雨の合間で
めちゃめちゃ暑かった今日。
なんとだんじりを曳行したのです。
俗に言う、「入魂曳行」という
行事のひとつでした。
経過があります。
前回の祭りの直後でした
若い奴らが、だんじりのてこが
折れていることが分かったので
修理の見積もりに行ったところ
もうこのだんじりも20年が経つので
この辺で「締め直し」という
だんじりの修理をした方がいいのではないか
と提案されたそうです。
それを町会のみんなの意見にするには
どうしたらいいだろうかと
相談を受けました。
まあ、話を聞いて
ではこの人にこういう相談をし
この人にはこんな風に持って行って
話を公的に進めていくことに
してはどうかと提案したところ
その話の口火をdoironに
とってほしいということなので
doironの立場として
世話人の意思を確認している
わけではないので
まあ、とりあえず若い奴らは
こういうことを考えていると
話を大御所に
持ち上げていくことにしたのです。
それからいろいろと
紆余曲折はあったものの
徐々にみんなの意見は固まっていき
どうやらそういうことなら
勧めてみようという意見が
年末くらいに固まってきたのだ。
その間、町会長の交代など
いろいろあったが
その新たに町会長となろう人を
修理のための委員長になって
もらうようにそれとなくすすめ
それも思惑通りに
順調に会長になったので
4月からの新年度になっても
話は順調に進んでいったのだ。
口火を切ったこと。
おっさん連中の意見をまとめたこと。
あらたな自治会長をあらかじめ見越して
修理の委員長にすることを
画策して、そして工作し
ついにだんじりの修理「締め直し」は
実行することになったのだ。
確かにだんじりはこれまで
何度か小規模の事故にあっている
doironが乗っているときでも
電柱、街路樹、信号中に激突している
そのたびに「4本柱は大丈夫か」とか
松良は戻せるのか
などと思案してきたのだが
まあこれまで大きな人身事故もなく
だんじりも無事のまま
何とか曳行してきたのだ。
でも、このだんじりができて
さっきも言ったように間もなく20年が経つ。
事故はなくても締め直しなどの
メンテは必要な時期に来ていた。
前板に乗っていても
動きは辺に柔らかいしね。
みんなそれとなく
そういう締め直しの必要性は
うすうすと感じていたのだ。
まあ、とにかく気は順調に熟し
若い連中の意見は
こうして実現していったのだ。
だんじりを工務店が
持ち帰ったのが3月26日。
その日には、神主による
招魂式が行われた。
だんじりに込められた魂を
一旦抜いておく儀式だ。
それから2カ月
若い奴らがずっと工務店に
通いつつ作業が進められ
そしてついに5月28日に
金ぴかに仕上がって
だんじりが返ってきたのだ。
その姿にみんなは
かなり感動しているようだったな。
そして本日、一旦抜かれた魂を
神主によって注ぎ込まれ
町内をぐるりんと
一周する曳行許可を
警察から取って、
入魂後の曳行を行ったのだ。
距離的には3キロぐらいの
曳行でした。
doironの次の会長や
新たな自治会長も乗って
喜んではりました。
最後にまた神社に戻って
小さな宴会を催しました。
まあまたこんな宴会の
段取りも大変やったんですけどね。
入魂式ではどんな「魂」を入れるんや
と思われるかもしれませんが
このケヤキの塊のだんじりには
神様の意思と実は村の人々の
暑いあつい魂が籠っているのです。
あ~それにしても暑かったあ
熱中症にならなくてよかったなあ