ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

義母一周忌 靴崩壊事件

2017年07月22日 21時24分58秒 | 生活

息子の結婚式がすんだら
今度はしめやかに
義母の一周忌のお話です。

ある日暑い中、母親を思い出しつつ
一周忌のお参りを行うことにしました。

といっても当麻寺の墓に
行くのではありません。
義母の位牌等は義兄のところにありますからね。

四天王寺に行き、
戒名をすべて経木に書いて渡し、
それを僧(四天王寺でも僧というのかどうかは知りません)
が読んでお参りをしつつ
鐘をついてもらうという供養を
することにしたのです。

義母さんはよく言ってました。

「四天王寺さんの鐘は地獄の果て
まででも聞こえてくるそうやあ」とね。

まあ、たぶん両親は総て天国に行ってるでしょうが、
そこででももちろん聞こえる
鐘の音ですから届けてあげましょうと、
ミセスと二人で出かけたのです。

それは暑い日でした。



ミセスはあまりに暑いので、
ここんとこしばらく履いてなかった
スリッパを持ち出してきました。

痛んでないやろねえと
軽くチェックをしたうえで
それを履いて出かけていきました。

近くのJR駅まで車で行って、
激安Pに車を止めて電車で向かいましたよ。

今回はその鐘を突いてもらうことと、
もう二つ別の目標がありました。

一つはdoironがどこに遊びに行っても
そこの朱印をもらえるようにと、
無地の集印帳を探して買うことでした。

ダイソーやセリアでもだいぶ
探したのですがねえ。
100均ではさすがに見つからず、
そんな話をしてたら歩き友達が
持っていたことやミセスも
四天王寺の周りでそんなのを売ってるよ
というので、探すことにしたのです。

そしてもう一つの目標は
「絵具」の補給です。

黒とリーフグリーンの絵具の補給です。

天王寺にある画材店で買って帰ることが、
もう一つの目標でした。

では天王寺駅から、
まずは鐘つきに行きましょう。
電車を降りて暑い中しばらく歩いていると、

あれ?ミセスが立ち止まっています。

視線は足元です。
「ふわ~、ミセスも脳梗塞なのか」
と一瞬焦りましたがそうではなく、
どうも履物の調子が悪いとのこと。

どれどれ見てあげようと、
前を歩かしてみると
「むむ、時々靴底が外れそうじゃありませんか」
それを言うと「点検してきたのになあ」
とミセスはガックシです。
でもまあ何とか歩けるから
このままいくわとのこと。

途中釣鐘饅頭のお店をのぞき、
神仏具のお店をのぞきながら
doironは一つ目の目標の
「集印帳」を買いました。
これ。



シンプルでいいですねえ。
もうこれからの旅行や歩きには
欠かさず持っていくことにしましょう。

四天王寺の鳥居を超えたところで



遅れているミセスを見ると、
なんかとてもうれしそうに笑っています。

「どうしたん?」て聞くと
「さっきからかかとが壊れていって、
ゴムの塊をまき散らしながら歩いてるねん」とのこと。



うひゃあ、ミセスが文字通り
「へんくつおばさん」になっています。

で、鐘撞銅の近くまで来たときに
「うわっ」と叫びます。

「どうしたん?」

「いやあついに片足の靴底がなくなってん」
と言います。
後ろを見ると、ミセスの靴跡通りに
ゴムが散らばり、最後に
大きな靴底の塊が転がっていました。

「ああ。靴底なくなったら歩きやすなったわ」だって。
なんちゅうことですか。

まあ仕方ないので、
そのまま鐘撞堂に入って
お経をあげてもらいましたが、
なんとなく顔が笑っています。

でもまあなんとか鐘撞は終わりです。
南無阿弥陀仏
般若波羅蜜多です。

あとは駅まで頑張って帰って、
なんとか戻ることですな。
当然一心寺のお参りと
doironの絵具はお預けとなりました。

また来るかあ、と思って歩いていると、
またまたミセスの
「うひょ~」の声が四天王寺界隈に響き渡ります。

どうやら、もう一方の靴も
そこで崩壊し始めたようです。

結局改札を通り抜けるときに、
そちらもかかとがなくなって
しまったようです。

ここで亡くなったら、
後ろをふりかえずに
まっすぐ進んでいくんだ
と心に決めていた通りに
通過したようです。

でないと機械の関係や
後ろの乗客との関係が
ややこしくなりますからね。

最悪を想定していて、
その通りになり、
でもなんとか乗り切ったようです。

まあなんとか帰宅まで
裸族にならずに済んだようです。

途中ではだしになったら、
「アフリカの生活思い出すよなあ」
とか横で行ってやろうと思ってました。

一周忌の鐘撞はそんな風に
悲鳴を上げながらの
お参りとなりましたとさ。

後日おこなった御坊行きの
この後書く
不思議な生き物事件と合わせて、
とても心騒がせた
一周忌のお参りでした。


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