ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

義母一周忌 ネジバナ乱舞事件

2017年07月24日 20時47分27秒 | 生活

ちょうど、この19日に
今年の梅雨が明けたんだと、
気象庁の報告がありました。

義母さんのきっちり1年の
命日にちょうど梅雨明けです。

御坊の空にも青空が
広がっていましたね。

室内で食べることのできなかった
おにぎりを海辺のあたりで
車を止めて食うかと思って
車を走らせました。

いつもはこのあたりの海は
静かでいいなあと
思っていたのですが、
今日は何となくにぎやかです。

登り旗に「海水浴場」の表示が
いっぱい掲げられています。

そう、今日は19日。
明日が小学校とかの終業式ですね。

夏休みの期間が始まり、
これからこの辺りは
海水浴客でとても
にぎやかになるんですね。

だから海辺の駐車場は
総て有料の駐車場になっていました。

ああ、有料の駐車料金を
払ってやすいおにぎりを
食うくらいなら、
その分食堂に入ったらいいよなあ
と思いつつ、どこかで
休憩できないかなあと
周りを見回してみますと、
ちょうど山の方に公園があるのを
思い出しました。

3キロくらいの長い山道を
車で登って行くと、
御坊がずらっと見渡せる
西山緑地公園という
山の上の公園がありましたねえ。

ここを駆け上るマラソン大会も
昔はあって出ようかと
思っていたところです。

ああ、あの山の頂上には
あずまやもありましたねえ。
義父母もよく遊びに
行ってたところです。
あそこに行きましょう。

結構急な坂道を車で登っていきます。



今日はミセスの軽自動車で
来てるので大変です。



まあ、ここはあまり人が来るような
公園ではないんですが、
そこそこ道は整備されているので
助かりました。



とその時です。

コースの前方で一匹の生き物が
こちらをじっと睨んでいるのです。
どうやら「イタチ」のようでした。

義母さんが向こうの家の
天井の上でイタチが
走り回っているというのを聞いて、
屋根の入り口を
ふさいだことがありましたねえ。

きっとあのイタチの一族に
違いありません。

運転しながら見ていると、
首をちょこんと下げて
茂みの中に消えていきました。

まるで、義母の一周忌の
お祈りをしているような
不思議な感じでしたね。

ああ、昨日のツバメ、カワエビ、
メダカに次いで、
またまた命が見せた不思議な感覚でした。

途中には和歌山夕陽100選の
碑が立っていましたよ。



何とかたどり着いた山頂からは、
こんな風に御坊の町が見下ろせます。



下の松林は煙樹海岸ですねえ。
遠くには御坊の発電所の煙突も見えていますし、
doironが頑張って歩いた
熊野古道もあのあたりでしょう。

そんな景色を見ながら
ここでお弁当を食べましょう。
こんな感じでね。



で、ふと休憩している周りを見ると
なんとネジバナがいっぱい咲いています。

そういえば義母さんは
自然の中にあったネジバナを
持ってきて、家の庭で増やしたよ
と言ってました。

これが今、我が家にある
御坊から持ち帰った
ネジバナなので、



もしかしたらここのネジバナの
親戚なのかもしれません。

とそんなことを思い出してると、
風の中から義母さんの

「ここが我が家のネジバナの産地やで」

という声が聞こえてきたような気がしました。

ミセスに、うちのネジバナは
ここが産地なのかもしれんね
というと、

「そうみたいやなあ。
いま母さんの声でそんな話が
聞こえてきたような気がするよ」
というではありませんか。

「え~、ぼくもいま声聞いたで」。

そうかあ、義母さんが
教えてくれたんやあと
二人で感動しました。

絵にかいてみましたよ。



山頂の公園では黄色い蝶々が飛び交い、
野生の鳥があちこちで
泣きまくっていましたね。



「あ~ここへ来てよかったね」
と言いながらおなかいっぱいで
駐車場に戻ります。

車に乗ってさあ下っていこうとすると、
なんと目の前の電線に
子ツバメがじっとしているではありませんか。

しかも5羽です。

思わず車を止めて外に出たけど、
ツバメは動きません。

「きょうは3度も5羽の
ツバメに見送られたなあ」
と言いながら車に乗り、
動き始めたらぶわーっと
どこかに飛んでいきましたね。

御坊や西山は人もあまり来ない
静かなところですが、
なんかとってもたくさんの
生き物に囲まれていたような
そんな気がしましたね。
義母さんの一周忌に
御坊で出会った様々な生き物との出会い。

これはきっとご先祖様たちの
仕業に違いないと思いましたねえ。

梅雨明けの日に、空だけでなく、
ぽっかりと心も洗われたような、
そんな時間をすごした
doironだったわけです。