ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼八十七番長尾寺

2016年07月11日 20時51分09秒 | ウォーキング

ここ八十七番の長尾寺の山門に到着です。

ここまで回ったところでは、
だいたい山門に大きなわらじが
置かれています。


大窪寺



また、ここの山門前には、
重要文化財である「経幢」が
二基おかれています。





それをくぐると境内です。



ここは1月にイベントが行われることもあって
結構広い庭を持っています。

でもねえ、
ことし逆打ちができるようになった
1月に来たときは
この寺がお参りのひとで
いっぱいになって、
ツアー客さんたちは
お経をあげることができない
ほどだったそうです。

仕方なく先達さんが代表して
まいったとのことでした。

いやあ、そんなのきいたら
今の四国遍路の人気ぶりが
うかがえますね。

doironたちが乗ったバスには、
doironより10歳くらい若いくらいの
元気な女性グループが5割、
高齢者夫婦が3割くらい、
あとは高齢者グループが2割くらいでした。

あ、一人元気そうな若い男性も
来ていたな。

そして8割くらいは
四国詣りは初めてだったようです。

皆さん心にいろんなことを
抱かえてのお参りなんでしょうねえ。

雨の中歩いて、
長尾寺の境内に入っていきます。

天気が良ければ、
この寺がどんな雰囲気の中にあって、
とても静かな中にあるとか
そういうこともわかるのでしょうが、
雨降りだとなかなかそうもいきません。

ざざーと雨の音がしていますので、
ろうそくを上げるのも
線香をあげるのも大変です。

ライターは風に強いやつを
用意しないといけませんね。

本堂には傘なんかも
持って入ることはできませんので、
傘立てなんかに入れたりもするのに、
団体だとすぐにいっぱいに
なってしまって、
柱の片隅なんかに置いたりします。

時には横風にあおられて
雨のかかる中を、数珠を持ち、
お経の本を持ち巡礼するのですから大変です。

でもこれもまあ四国巡りの
大切な行動です。
しっかりと参っておきましょう。





この四国詣りをした後は、
写真で当時の雰囲気を
思い起こしながら、
1寺で1枚以上の絵を
残そうと思っています。

昨日は、大窪寺の静かな石仏の道を
絵にしましたが、
ここは広い境内を絵に
残しておくことにしました。



風景の絵はこれまであまり
たくさんは描いていません。

こうして四国詣りをしたときに、
寺の絵を少なくとも
八十八枚以上残すように頑張れば、
景色の絵も少しはましに
なってくるかもしれませんねえ。

まあ、これも修行の一つとして
頑張ることにしましょう。

これが四国詣りで
新たに始めた取り組みの一つです。

こうして絵を描いていくと、
下手な絵でもやはり
一日一枚が限度ですねえ。

細かい部分も書いていこうとすると
2日ほどかかったりします。

今回の長尾寺の絵は、
ちょっと思い切って詳細を省いてみましたが、
やはりこれはむつかしいですねえ。
頑張りましょう。

ここでも本堂と太子堂で
しっかりとお参りをしました。

先ほどの大窪寺とこの長尾寺の
開基はなんと、先日堺で訪ね歩いた

「行基」


家原寺にて

であるということは意外でした。

そうそう、バスの中では
少しくぎを刺されていました。
お参り中に写真を撮る人が
大勢おられます。

撮るのは寺の指名通りであれば
全然問題ありません。

しかし、お参り中に、
あちこちよって撮影とかしながら
時間を遅らせたりするのは
他の巡拝者の迷惑なったりしますので、
その辺はしっかり
気を付けてくださいとのことでした。

この長尾寺でも、
ここによく訪れた静御前が
剃髪をして得度したという
剃髪塚があったりするので、
慌ててそこの撮影は頑張りました。



剃髪塚だって。

なんとなく親しみを感じる塚ですなあ。

ここでも般若心経を挙げたいほどでした、
と続きます。


四国巡礼八十八番大窪寺

2016年07月10日 21時27分29秒 | ウォーキング

第88番医王山大窪寺は、
順打ちしてくると
最後の結願所に当たるお寺だ。



なので寺の境内では
結願の感慨に涙ぐむ
お遍路の姿が見られるそうだ。

すべてを打ち終えて
ここにたどり着いた人の心には
どんな感動が芽生えているのだろう。

それを眺めることは、
初めてロングトライアスロンに出て
ゴールをする人を
拍手で迎えるようなものに似ている。

いろんなことがあり、
いろんな思いを抱えて
ここまでやってきたはずである。

その苦しさを考えれば、
これから先に続く皆さんの人生の旅路も、
しっかりと乗り越えていけるにちがいないよ
と、心から祝福してあげれそうだ。

ああ、doironも早く1番札所で
感激してみたいものだ。



大門で頭を下げて入場。



手水で丁寧に手と口を洗い、
すぐにバッグからろうそく1本と
線香3本を取り出して
火をつける用意をする。



火をともしたら、次に納め札を納め、
賽銭を入れて本尊に手を合わせる。



そしてそのあとに、
先達の指導に合わせて
勤行次第が始まるのだ。

まずは「開経偈(かいきょうげ)」から始まる。

「無常甚深微妙法」と唱える先達に続き
遍路たちは開経偈を唱える。
そのあと、「懺悔文」「三帰」
「三竟」「十善戒」と続いていく。

まだまだテキストに書かれたのを
読み続けるだけだ。

そして二つの真言を挙げてから、
「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」
へと入っていく。

これも今はまだ少しずつしか
覚えていない。

それが終わったら
テキストの十三仏真言、
光明真言、大師宝号を唱え、
廻向を読み上げて勤行は終わり、
その後それぞれのお参りをして
本堂のお参りは終わりだ。

同じ勤行を
再び太子堂でも順番通り行い、
このお寺のお参りは終わる。

まあ行ってみれば大変だ。

一か所のお寺ごとに
これだけしっかりと
勤行をおこなうのだから、
四国遍路の大変さが
想像できるというものだろう。

一か所打っただけで、
心が八十八分の一綺麗になった気がします。



では次の、
八十七番「補陀落山長尾寺」
に向かいましょう。

そうそう今回のツアーの
バス運転手さんは女性でした。
そしてこれがとても運転がうまくて、
サービスエリアなんかでも
林立するバスの合間に、
スルーっとうまく入っていきます。
思わぬスムーズな運転に
乗車している人たちから
拍手が出たほどでした。

まったくもってご利益のある
運転でしたな。

この間に我々はツアーが
提示してくれた弁当をたべます。



ふむ、なかなか悪くない弁当でした。

運転がスムーズだから
たべやすいしね。
これで4980円は
なかなかのお得参りでしたな。

ただねえ、このツアー、
二回目以降はもう少し
値段が高くなります。

遠くなるからでしょうかねえ。

それとももう引き返せないところに
君らを連れて行ったからか、
残念ながらもうやめれないだろう
というツアー会社の目論見が
働いているのかもしれません。

あ、そうそうこのお寺では、
この日にそろえたウェアで
写真を撮って起きました。



これが前方から見た姿です。
わげさは何種類かの色がありましたが、
パッと見て普通の紫のを買いました。



後姿には
「南無大師遍照金剛 同行二人」
と書かれてあります。

常にお大師さんと二人なんですねえ。

こりゃあ、服を着ているときには
屁もこけません。

バスの中ではしっかりと
服を脱いで寛ぎましたけどねえ。

とか何とか言ってるうちに、
約30分くらいで
八十七番の長尾寺に到着です。



では服を着て、わげさをかけて、
グッズもしっかりと持って行きましょう。

忘れ物なんかをしたら大変です。
団体の流れを遅らせないためにも、
その辺はしっかりと確認しながら
バスを降ります。

続きます。


四国巡礼旅立ちの姿

2016年07月09日 20時45分32秒 | ウォーキング

バスの中では、
雑誌や新聞でも読むか
と持ち込んでみたのだが、
四国巡礼最初のバスツアーには
なかなかそんな時間はない。

先達さんが一番前に立ち上がり、
いろんな説明が始まります。

まずはお遍路の作法です。

山門にてのしぐさ、
手の洗い方、
こういうおさめ札の納め方、
ろうそく、線香のともし方、
仏説摩訶般若波羅蜜多心経を
含む仏前勤行次第の意味と
その上げ方、
納札の色違いの説明など
こと細かい事項が説明されていく。

なんか初めてトライアスロンに
出たときに事前に行われる
協議説明会を聞くような気分だ。

着替え時にすっぽんぽんに
なってはいけないよとか、
バイクエイドの水の受け取り方、
ラン時の交通規則の守り方、
ゴールの仕方など、
これも様々なのだから
そんな説明会を受けているような
ややこしくも、
ちょっと楽しいひと時だ。

四国巡りも、
こんなお参りがこれから
八十八か所で続くのだから、
終わってからの後悔がないように
最初にしっかりと
聞いておかねばならないのですね。

そして、この日はまず
お寺参りの前に、
巡礼のために必要な
さまざまな用品屋さんへ
行くことになっており、
どんなものを買えばいいのかも
教えてくれました。

まずはお参り用の白い着物と
和袈裟があればとりあえず十分。

また記帳用に「納経帳」は
必要だろうとのこと。

そしてもし掛け軸もあればいいけど
高いしなあと迷っている人があったら、
これは少し無理してでも
ぜひとも買っておくことを
お勧めするそうです。

回り始めて途中でほしいとなっても
一足遅れてしまうことになるからね~。

あとは、お勤めを終えてからの打鐘は
「出鐘」といって突かないこととか、

階段は左側通行とか
ろうそくの前でのろのろしないことなど
他のお参りの人の
邪魔にならないようにする
ことなんかも教えられました。

あ、そうそう橋の上では
けっして杖を”こんこん”と
鳴らさないことも
重要であるそうです。

お大師さんがよく橋の下で
休憩されているそうですから・・・

それから、おさめ札に



自分の住所と名前と
裏に願い事を書き連ねます。

この日はお参りの都合上
7枚を作っておく必要がありました。

各お寺で2枚
接待があったら1枚渡す容易です。
次回からは家で書いておこうと思います。

いやあ、それにしても
こんな先達さんの話を
聞くだけでも勉強になりますねえ。

もしかしたら熊野詣も
こんな先達さんがいて、
こんなことをしないと
いけないとか
いろいろあるんでしょうか。

もしあるんだとしたら
doironは何も知らずに
まわっているだけなんですけど
それでいいのでしょうかねえ。

ちょっと不安になりました。

まあ、そんな風に
明石海峡大橋をわたって



淡路島に行き、



鳴門大橋を渡って



四国に上陸するコースを、



ほぼ説明だけで終わって
しまうような往路となりました。

途中で一回トイレに行っただけで、



3時間ほどかけて最初の目的地、
グッズ売り場に到着しました。



doironが買ったのは、
白い着物と和袈裟、
同行二人と印刷された
バッグに納経帳と掛け軸です。

合計2万5千円ほどかかりました。

ほんとは頭にかぶる笠も
買いたかったのですが、
この日はあいにくの雨で、
雨の日に笠をかぶったら、
雨除けには傘ではなく
合羽を着ないといけない
そうなのでこの日は
買わずにおいた。

まだまだ来月、再来月なども
暑い日が続きそうであろうから、
そんなときに必要に応じて
買うことにした。

納経帳



と掛け軸は



バスの添乗員さんに預け、
必要な記帳の費用を払って置いたら、
添乗員さんがすべて
やってくれるそうです。

こういうツアーに参加すると、
そういう意味では楽ですねえ。

さあ、それでは歩く前の
準備は整いました。

用品売り場のすぐそばから
始まる八十八番の札所

「医王山 大窪寺」

へと歩いていきましょう、と続く。


四国巡礼出発のとき

2016年07月08日 21時23分45秒 | ウォーキング

四国巡りを結願したことのある人
何人かに話を聞いた。

ひとりは入院までして
治療に専念していたアトピーが
結願とともに直ったというものである。

またもう一人の女性の人は、
熟年で離婚をし体調を壊して
ふらふらになっていたが、
結願してからはますます元気に
なってきたというものだ。

聞けば、プロ野球を引退して
四国巡りをしながらも
覚せい剤におぼれた
という人もいたが、
だいたいは四国めぐりとともに
運勢はいいほうへと
動いていったという人が多い。

しかも今年はうるう年で

「八十八番札所から回る逆打ち」

ができる年となっているそうだ。
ではなぜ逆打ちがいいのか、
もらったパンフレットに
書かれてあった
逆打ちのいわれを
かいつまんで書いてみよう。

このいわれは
「衛門三郎の物語」と言われている。

この衛門三郎が過去に
大師におこなった非道に気づき、
大師に会おうと四国巡りをしたが
会うことができませんでした。

しかし、ハタと気づき
逆回りをすれば
どこかで会うはずだ
と考えたんだそうです。

そしてあるうるう年の年に
逆打ちしつつそれでも
会えずに行き倒れようとしたときに、
そっと後ろから
抱きかかえてくれたのが
大師様であったという話があります。

それがまあ、
逆うちの始まりなんだそうです。

まあ、そもそも巡礼は常に
「同行二人」でお大師さんとともに
あるんだそうですが、
そういう話が拍車をかけて
「逆打ちは特にありがたい」
とこういう話になっているんだそうです。

まあそんな風に前置きが
長くなりましたが、
そんな言われなんかも
学びながら、doironと首Dさんは
梅雨の中、四国へと
巡礼の逆打ちの旅に
出かけたのでありました。

で、問題のウェアなんですが、
結局今回の初回でいくツアーの中で
その辺の説明が出てきており、
きっちりとそういうグッズを
置いてあるお店に、
まずは駆けつけます
というのでそこで
いろいろと買うことにしたのでした。

さいわいツアーには
お先達さんがついている。

先達の条件はすべてのお寺を
最低4回以上巡拝していることで、
その4回が8回、12回と
増えていくごとに
先達の階級が上がるといわれている。

今回の先達がどの階級なのかは
聞き忘れましたが、
まあとにかくは頼りにすることですな。

ツアーの出発は
「なんばパークス」でした。

月に6~7回くらい日にちがあって
その中から選ぶようになっています。

またその日がどれも都合悪くても、
出発地を「天王寺」なんかに
かえればまた別の日も
可能となるわけです。

このツアーは非常にはやっていそうだね。

逆にいえばそれだけ四国巡りを
望んでいる人も多いということなんやね。

第1回目の出発日は、
午前8時20分に
なんばパークス集合となっていた。

しかしなんばパークスの集合場所
というのがよくわからないので、
その日は少し早めに家を出発した。

電車は通勤の人たちで満車であるから、
違和感はぬぐえない。

これからは傘や掛け軸、
杖なんかも持って
乗り込むことになるのかなあ。

開き直らなければならないね。

受付で名前を呼ばれてバスに乗ると、
これがもう満員。

補助席は出していないが、
そうやねえ50人乗りくらいのバスに
43人が乗り込んでいる。



doironたちの席は
一番後ろの席となった。



これはまあ周りを
気にしないでのんびりと
座れるというものだ。

こっそり買ってきたビールも
飲み放題である。

でもねえ車内にトイレはないので、
その辺のこともしっかり
頭に入れながら飲まねばならないし、
まあ巡拝ということもあるので、
一応巡拝をすべて終えてから
飲むことにしたのである。





ガタゴトとバスに揺られながら続く。


四国巡礼旅立ちの時が来た

2016年07月07日 21時11分40秒 | ウォーキング

まあ、世の中にはいろんな
趣味につく人が多い。

というdoiron自身も
ウルトラやトライアスロンなんかの
変な趣味に走っていたぐらいだから、
とやかくは言えない立場ではある。

でもそんな趣味と離れて
暮らす様になって、
近頃いろんな他の趣味が
目に入るようになってきた。

まあ、もちろんウォーキングや
絵画もそうなんですが、
近ごろますます目に付くように
なってきたのが、お寺参りだ。

それもただ単に訪ねて行って、
ああここの花はきれいやなあ
とか建物が歴史あってすごいとか
言って感心するだけでなく、
決められた場所だけ回って
ある意味の結願をする
という回り方に興味を持ち始めた。

ただ単に行くだけではない。
行くことによって、
そこの歴史に触れ、思いに触れ、
祈りにあふれることで
自分自身を磨いていくようなものだ。

例えば、法然上人二十五霊場というのもある。

これは、浄土宗の開祖である
法然ゆかりの寺院二十五箇所を
巡る霊場巡拝である。

浄土宗の家庭では
値打ちのあるものだそうだ。

また、こういう霊場巡りで
ポピュラーなものの一つに
西国三十三カ所霊場巡り
というのもある。

これら二つは、doironの
両親もやっていて、
朱印のそろった掛け軸が、
今も仏壇のある部屋で
きれいに飾られている。



そんな家の掛け軸に
記載されたお寺の中で
これまで行ったところもないかと
つらつら眺めていると、
案外訪ねたお寺も数多くある。

これまででもおおむね
半分は超えているだろう。

でもねえ御朱印とかは
もらっていないんだよね。

先日、退職者サミットで
青岸渡寺に行ったときに、
思わず朱印帳を買おうか
と思ったほどだ。

でもそこは一番札所の場所だったから、
そこを最初にもらうと、
残りも順番通りに回る
羽目になってしまうので
その時はあきらめることにしたのだ。

ここにはそのうち熊野詣の
終点としてやってくるだろうから、
それまでにどこかで
朱印をもらって
持っていくことにしよう
とおもっている。



先日の新聞に、近頃御朱印集めが
とても人気になってきている
と書かれてあった。
そこには「不安な社会 すがりたい」と
書かれてあったが、そうかなあ。
何か自分のやったこと、
自分の行動を何か形に表したいという
そんな願望が増えてきているんでしょうね。

ああ~、doironが何かに興味を持つと
それがすぐに世間の人気になるんですねえ。

で、そんな朱印集めにかかわることで、
もう一つずいぶん前から
興味を持っていたことがある。

それが四国にある
弘法大師ゆかりの寺院
八十八か所を回るという、
四国巡礼である。

首Dさんもこれに大変興味を持っており、
だいぶ前から二人で
自転車で回ろうなんてことを
エイで言ってたことがある。

しかし、お互い体の状態が
万全ではなく、
無理かなあと思っていた時に、
首Dさんがある旅行社の
パンフレットを見つけて
エイに持ってきたのだ。

今年はうるう年で逆打ち回りが
一年で完全達成できる
というものだった。

まあ、あとで逆打ちの
ありがたさについては
またかくとして、
とりあえずこれに行かないか
と誘われたので、
これはもうその場で乗ることにしたのだ。

そんないわれがあって、
先日第1回目
(今回、次回は日帰りで
3回目くらいから泊りとなる)
の四国巡りに出かけることに
なったのである。

しかし本尊や太子堂で
いちいち上げる般若心経も覚えていないし
基本的なことはほとんど知らない。
ウエアや持ち物なども未知の状態だ。

二人にとってみれば、
これまで自分の中になかった
新しい世界に踏み込む
という決断なのであった。

最初に考えたのは、
まず姿であった。

あんな四国巡りの完全衣装を
そろえたらどれくらいかかるんだろう。

杖はいらんのかなあ、
そして靴がよくある
ウォーキングシューズで行けるだろうか。

考え出したらやはりきりがない。

こういう楽しみなワクワクは、
はじめてトライアスロンに出た時の
あのときめくような気分に
似ているものだ。

とりあえずは姿から・・・



そんなことを思い浮かべて
しまったdoironだったのだ、
と続く。


飲み会続く初夏の日々

2016年07月06日 21時24分40秒 | 最近の出来事

最近飲み会が続きました。
いろいろと楽しい初夏です。

まず最初は
ジダンの関係でランニングや
トライアスロンをしている
ご夫婦の家にお邪魔させていただく
ことになりました。

場所は枚方です。

こういう場合は、
まず最初に淀川のまだ歩いてない左岸を
歩いてから参加させてもらうのがいいのですが、
この日も雨模様でそううまくはいきません。

町でちょこっと買い物をして
現地へ向かうことにしました。

待ち合わせは、淀川完歩で
この春によく通った京阪の
「光善寺」という駅です。

少し早めについたので、
駅でジダンを待っていますと、
こんな時に思わぬ出会いが
あったりするのですね。

改札の先で窓にもたれて待っていると、
駅内からから出てきた女性が
じっとこっちを見ているのです。

そしてまっすぐやってきて

「doironさんですよねえ」

と声がかかった。

「ん?」こちらはあまり覚えがないのだが・・・
「サインをしてほしいのなら、
事務所を通してね」と言おうと思った具合だ、へへ。

でも、僕が怪訝な顔をしているので
その人が「ほら~昔、皆生でよくあった〇〇ですよ」
と言われたのだ。
あ、そういえば思い出した。

その人も大会で見る姿と、
町で見る姿じゃ結構変わっている。

それによくぞこんなに年老いて、
太って、髪の毛の少なくなった
doironを思い出してくれたことだ。

もうその人も運動は
体を悪くしてやっていないとのこと。

こっちもそうやねんといいつつ、
真にdoironが受けた
病気のことまでは話せずにいた。

「きょうはマラソン友達のおうちで飲むねん」

とかいいつつ
積もる話を少しだけ交わして
その人は帰って行かれたのだが、
ああ~懐かしかったですね~。
いろんな大会で人と会っていますからね

で、そのすぐ後でジダンと合流し、
目的の家の人が車で迎えに来てくれて、
向こうの子供含めて5人と
楽しい飲み会が始まったのであります。

その友人は、doironにドブロクを
教えてくれた人だ。
そんな話も出ましたねえ。
今年もそろそろ作らねばならないなあ。

そして、その奥さんもよく
doironのブログを読んでくれている
ということもあって、
会話の中に「エイ」という店の
名前が出たりするので楽しいこと。

いろんなマラソン談議に花が咲き、
素敵な時間を過ごさせていただきました。

奥さんは最近は子育ての中であるけれど、
もうマラソンに復帰しつつあるとか。

ちょっとの練習で100kmを走ったそうです。
いやあ、さすがに過去の大会で
優勝などという強烈な戦歴の
持ち主ですから、やることがすごいですねえ。

お二人には料理もいっぱい
用意していただけて、



ありがとうございました。

これからの活躍をまだ期待していますからね。

そしてその二日後、
またランニング友達との
飲み会が奈良で開かれました。

いやあ、最近のdoironは体は重いのですが
フットワークはとても
軽いのでどこでも喜んで
出かけていきますからね~。

この日はまず郡山(こおりやま)でも歩いてから
合流と思っていたのですが、
doironの義母さんの様子がいまいちで、
昼間のほっつきは
延期することにしました。

残念!

次の機会を見つけてまた歩きに
行くことにしましょう。

でも飲み会はちゃんと行きましたよ。
居酒屋では今年の天候に合わせて
コース変更で短くなった萩の話。
でもこのときはまだあと2回で
この大会がなくなるなんて
話はなかったけどねえ。
それから
山での熊の話やテント泊の話、
夏の計画などもいろいろ交わし、
とても楽しい飲み会でした。

いまはこういうしっかりと
くたびれているdoironでも
楽しそうに迎えてくれる仲間は
ほんとにありがたいものですねえ。

健康で、しっかりと遊ぶを目標に
これからも暮らしていかないとねえ~
と思った飲み会でした。

そして本日は、最近はウォークに
興味を持ってくれている友達との
飲み会もあったりしました。
大阪市内でイカ焼き三昧で
飲み会風ランチでした。

いやあ、これからはこういう友達も
増えていくような気がしますね~


第1回退職者サミット顛末記10

2016年07月05日 20時57分32秒 | 最近の出来事

車で元来た道を引き返しながら、
伊勢自動車道も通って
「伊勢神宮内宮」へお参りすることにしました。

この伊勢神宮参拝にあたって、
なんどか知り合いの神主さんと
お話をしました。

事前にお話をしておけば、
伊勢神宮の建屋内で
一般者よりも一歩奥で
お参りができるというものです。

神主さんは力があるので、
お話すれば可能なんですが、
そのためにはネクタイ、スーツ姿と
ちょっとたいそうな姿が
必要であるということから、
今回は見送りました。

お参り時に御簾が巻き上がって
本殿が姿を現してくれることを
お祈りしましょう。

この日は朝も早かったので、
内宮の1番駐車場に止めることができました。

もう、宇治橋の手前にそびえる
鳥居がすぐそこに見えています。

全日本大学駅伝なら
熱田神宮から継続して
走ってきた選手が
車に乗ったままそこで
ゴールするのが
見えるような距離です。

そしてそう、あの退職者サミットの
事前イベントである先月の
「G7 伊勢志摩サミット」で
安倍首相が各国の首脳を
お迎えしたのが
この鳥居のところなのである。



え~っと、本当の退職者サミットでは
首Dさんとdoironが
今回はお出迎えである。



では、伊勢橋を渡りましょう。

事前の退職者サミット用に
作成された伊勢案内のテレビ旅では
この橋のことも放映していました。



この橋の橋げたを作ったのは
宮大工ですが、
橋の渡板は船大工が
敷き詰めたそうです。

「ふ~ん」

で橋の上流にあるこれですが、



これは上流から大木等が流れてきたときに、
いったん流れを弱めるための
せき止めです。

「ほうほう」



で、この鳥居の柱は
遷宮で取り外した
旧宮の宮柱です。

「ふ~ん」

とまあdoironは説明を
したわけですが反応は薄いです。



で、ではこの参道の端に
2列で並んでいる大きな石は
何なのでしょうか。

これは「宮石」といって、
むかしはこの線より外には
家も建っていたそうですよ。

「ふ~ん」

で、この玉砂利は
割られたものではないでしょう。

本当の玉砂利を集めて
持ってきているそうです

「ふ~ん」

ああ~、もう黙ってお参りしましょう。

そして本殿の前までいって、
いよいよお参りです。



いうことはもう決めています。
それを頭に描きながら、
二回頭を下げ、二度手を打った
その時です。

いままで風のなかった本殿に
いきなり風が吹き、
御簾がまくれ上がり
社殿がくっきりと姿を現したのです。

これはもう神が無事に
聞き届けたぞということを
表すものですねえ。

テレビでも同じようなシーンを
やっていましたが、
まさにその時と同じシーンでしたね。

特ダネだといっても
過言ではないでしょう。

首DさんやT本さんは
気づいてくれたかなあ。

さあ、これで第1回退職者サミットの
公式行事はすべて終了です。

ここまで3日間、
我々は様々なことを話し合いました。

退職者の体のいたわり方、
退職者の心の在り方、
そして退職者のお得情報・・・

云々をさらけ出しあって
語り合いました。

もうこれで首Dさんもしっかりと
退職者への仲間入りです。

じっくりと退職者生活を
満喫されていくことでしょう。

このあと、三人はおかげ横丁で、





日ごろお世話になっている
人たちへの買い物をし、
赤福本店で餅とお茶で一服しました。







こういう内宮横の
お土産物屋さんは大変ですねえ。

むかし、伊勢神宮に来た頃には
こんなおかげ横丁なんて
あったかなあなんて考えてしまいました。

このあと三人は伊勢自動車道から
名阪国道に乗り、
最後に王将でラーメンと餃子をつつきつつ、
数えきれない思い出を胸に抱きながら、
紀州半島を一周して
それぞれの家へと帰っていった、

第1回退職者サミット、

久しぶりに10話を費やして
これにて終了です。


第1回退職者サミット顛末記9

2016年07月04日 20時56分00秒 | 最近の出来事

う、うまい。

こんな豪華な食事は
もう何年ぶりでしょうか。

まるで、海の授業参観やあ

以前、日生(ひなせ)の料理民宿に
カニをたべにいった時以来かなあ。

もう口の中に400億の
おいしいが散乱しています。

ヤクルトの乳酸菌よりも多いくらいです。

料理を運んできてくれるお姉さんに、
T本さんが思わず褒めちぎりました。

「こんな豪勢な料理なんてすごいなあ」

というと「そうなんですよ。鳥羽まで来たら、
あと30分車で頑張るだけで
こんなにおいしい料理が
いただけるんですよ~」
と相差(おうさつ)を



ほめちぎっておられました。

いやあ、全くその通りです。

結局刺身のヒラメは
食べきれずに残っているところで、
「ではこれからタイの一枚ものが
出てきます~」だって。



うひゃあ、お風呂で別のお客さんが
言ってたように、
こりゃもう食べきれなさそうです。

結局、さらに出てきた
伊勢うどんや炊き込みごはんも



ろくに食べきれないまま、
デザートに入っていきます。

これはもう、ダイエットおじさんには
地獄のような天国のような状態です。

「おじさんのワンダーランド」です。



ああ~もっと大きな胃袋がほしい~。

こうして二泊目の夜の会議は
食べ物に圧倒された会議でした。

結局この時に決まったのは、
2回目の退職者サミットを
今年中に開くために、
東北もしくは北海道の
激安お得ツアーを探し当てることですかねえ。

三人はウウウっとうなりながら
部屋に戻り休憩です。

もう一度お風呂に行き、
この日はもう三人とも
すっかりと熟睡しましたとさ。

で、翌朝。

早く寝たのでもう夜明けころには
目が覚めました。
せっかくなので、
相差の港内を歩きに行ってみましょう。



雨はもうすっかり上がっています。



ぶらぶらと港のほうへ向かうと、
この地域の話が
大きなボードに書かれてありました。



山のお寺の観音様が
クジラの背に乗って
海の安全を祈っていたという話です。

そしてここが「相差」の港です。



昨夜の超豪華料理も
ここで上がったものなんでしょうか。

港は静かですねえ。
鳥もいっぱい飛んでいるのは、
水揚げ後の放置魚なんかを
狙っているのでしょうか。

港には、一般車向けのかまどの
お店もあります。

取り立てをいただけるのかなあ。

こういう港の先端には
よく神社なんかがあります。

海のがけっぷちに道が
ついているので行ってみましょう。





フナ虫が闊歩する道を歩いていくと、



小屋がありました。



ここがアマの海文化に触れる、
海女小屋「おぜごさん」です。



朝が早かったのでしまっていましたが、
ここは現役海女さんの話を聞きながら、
海の幸をいただく、
いわばカフェのようなもんですね。

モーニングにはサザエが1個ついてます・・・
なことはないか。

でも結構人気なんだそうです。
この海女小屋の裏には
「海上安全」と書かれた
仏像が2体おかれてありました。



この後は港町の中をちょろちょろ歩き、
ぼちぼちみんなも起き始めるころですから、
宿に戻りましょう。

楽しみの朝食が待っています。

で、これがその朝食です。



まあ、こちらはよくある風景ですね。
右の銀色の鍋に、
昨夜いただいたイセエビの
残りの身が入っていて、
これがよかったですね。

さあ、こうして第1回退職者サミットの
二泊目が終わりました。

旅館の名は「なかよし」といいます。



海の幸といっぱい
仲良しになった気がしますね。

さあ、ではいよいよサミット最終日です。

この日はみんな
自分の身の回りに起こる
いろんな出来事を、
いい方へと動かしていくために
伊勢神宮にお参りです。

途中、旅館で紹介された
お土産屋さんで
首Dさんはいっぱいの海の幸を
買われたようです。

あ~帰ったらまた海の幸ですねえ、
と続きます。


第1回退職者サミット顛末記8

2016年07月03日 21時34分30秒 | 最近の出来事

これが夫婦岩です。



って、ちゃいますよ。



これが夫婦ならやばいですねえ。
本当はこれです。

この前で一緒に記念撮影しました。





この夫婦岩まで来ますと、
さすがにこれまでは
ほとんどいなかった
外国人観光客がたくさんいますねえ。

いったいこんな日本の観光地が
どんなふうに外国で
宣伝されているんでしょうか。

「アモーレ夫婦岩」とか・・・



もちろん日本の観光客もたくさんいましたよ。
雨だけどねえ。

それにしても退職者サミットの
3人は、海に突き出た石に
こうして縄をかけただけで
こんなにもたくさんの人が
集まるんやねえと驚きました。



もしかしたら我々の居住地周りでも
ちょっと工夫すれば
そんな観光地ができるんじゃないか
と思ってしまいますねえ。

さあ、では二見シーパラダイスまで
もどっておみやげでも見ますか・・・
と引き換えしましたが、
あまり皆さんお土産に興味なく、
まあ明日でも買えばいいやん、
とっとと出ていきました。

さあ、では今夜のサミット
二番目の宿を目指して
「相差(おうさつ)」へと向かいましょう。

鳥羽駅から鳥羽水族館の前を抜け





車で約30分で到着するそこは
港もあり食べ物がうまいところで有名です。



到着して、なんかもう宿まで
歩いているだけで、
なんとなくもう磯の香りに
包まれてしまいます。

こんなマンフタがありました。



刻まれているのは
「アマと真珠」のようですねえ。

宿に入り、部屋に行くと
窓からちょうど
doironが37年前にこの相差に
来た時の宿が見えていました。



いやあ、懐かしいです。

あの時はこれから働き始める
人生の希望いっぱいの時でしたねえ。

今から振り返れば、
まあまあそれなりの
37年間だったでしょう。

ここのお風呂は小さなお風呂です。



温泉よりも料理が超売りの宿ですから
これはまあ我慢しておきましょう。

風呂に使っていると、
10歳くらい上の人が入ってきました。

「こんにちは~」といろいろ話していると、
どうもこの宿には
もう3度ほど来ているそうです。

「ここの料理はどうですかあ」
と聞くと
「そりゃもう最高の料理で、
量も多くていつも残してしまうほどでねえ。」
と語ってくれました。

残すことはないでしょうが、
まあそれほどの料理
というのがもうたまりませんねえ。

風呂を上がってからは、
缶ビールを1本飲みつつ、
そんな料理の時間を
待つことにしました。

テレビでは、東京都知事の話、



イチローの話などが



ニュースをにぎわしています。

都知事もあそこまでするんなら、
ここ相差まで来て
高級料理で某出版社社長と
会議をすればよかったのにねえ。

そこへ電話がかかってきました。

「え~本日はお磯臭い中、
この場所にお刺身くださいまして、
アワビがとうございます。
イセエビもエビも皆さん
腰を曲げて喜んでおります。
お客様の満足が
私たちのサザエでございます。」
とまあ、そんな風に聞こえました。
料理ができたとの電話です。

この日は1回の別室で会議です。

さあでは、おいしい料理が待つ
部屋へ下りてゆきましょう。

飲み物は、まず生ビールですねえ。
そのジョッキとともに、
え~まず入ってきましたのが、
おおきなヒラメ1匹と
イセエビのつくり盛り合わせです。



ウヒャー、エビはひげが動き、
ヒラメの口も動いていますし
エンガワだって皿の端でおどけています。

もうこれだけでも超豪華なのですが、
その横には生きたアワビが
踊っております。



そして、エビも口から泡を吹いてますよ。



これらは動画に取りましたが、
このブログには載せられないのが残念です。

そしてまだまださらに、
だしに浸されたサザエが悶え、



顔にくっつきそうじゃあーりませんか。

大きなこんな大アサリも
大あくび中ときたもんだ。



ではいただきましょうと、

会議は続きます。


第1回退職者サミット顛末記7

2016年07月02日 20時52分28秒 | 最近の出来事

では七里美浜を見に行きましょう。

え?いかない?
そうなん。

ではdoironはちらっと写真だけ
取ってきます。

と道路にかかる大きな歩道橋を
登っていきました。



ああ~この辺は年中ミカンが
とれる地域なんですねえ。

そして海の方に出ていこうとすると、
うう~風がきつい~
ズラが飛びそうな感じです。

熊野灘とはいえ、
doironはまだ補陀落渡海ができるような
身分ではございません。

ここは静かに歩道橋の上から
七里美浜の写真をとっておきましょう。



結局この道の駅では、
トイレを済ませてお土産を眺めただけで
通り過ぎました。
さてでは続きを行きましょう。

紀伊半島にはかなり自動車専用道が
伸びてきています。

西のほうはここまで来た時のように
すさみ南まで。
そして「那智勝浦新宮道路」が
勝浦から新宮まで(今回は通っていない)
とあとは熊野大泊から北は一応
「熊野尾鷲道路」が通っています。

したがって、自動車専用道が
紀伊半島を一周するには、
「すさみ南~勝浦」間と
「新宮~熊野」間だけですね。

その熊野尾鷲道路に熊野から入りました。

ナビを見てみますと、
まだこのあたりの道路状況に
対応していないので
車の軌跡は空の上のようなところを
走っています。

まあ、何とかなるでしょうと乗りました。

しかし、この辺りは海の近くまで
山が迫っており、
トンネルが多いです。

すぐに突入です。

すると、雨降りだからか
空気が湿っているのでしょう、
それともトンネルの中が暖かいのでしょうか、
ブワーっとフロントが曇ってしまいました。



「げげー何も見えんぞ~」
とか言いながら、
90%くらいの視界で道を眺めまわします。

もちろん慣れていない車ですから、
空調関係のボタンの位置が
よくわかりませんので、
その操作をお願いしたのですが、
「え~っと」となかなか改善されません。

しかたなく窓を開けつつ、
何とかしようとしましたが
司会はもう95%くらいしかありません。

「ウヒャー」と思い始めたころ
ようやく90%から80%くらいにまで
戻りなんとか生き返りました。

あとは徐々に改善されていきます。

よかったあ。超高級車でも、
なれない車はあきませんねえ。

そうして車は次々と地図にない道を
どんどん進んでいきます。

ナビも同対応してよいかわかりませんから、
次の宿に設定してあったのが
「ルート検索中です」になり、
10秒に一回くらい表示が点滅します。

これはとりあえずナビの設定を消しましょう。

高速道路には地名がいろいろ出てきますが、
地図がないためにどこを
どう走ってるかさっぱりわかりません。

お二人に「この辺で降りたほうがいいかなあ」
というと「さあ~」とさっぱりです。

え~このまま名古屋まで
行ってしまったらどうしよう~
と不安になってきました。

すると、ようやく見慣れた地名の
「伊勢」が出てきました。

あ~よかった。
四次元の世界に突入したわけでは
なかったようです。

とりあえず、目的地は「伊勢志摩」ですから
「伊勢」に行けば
なんとかなるだろうと開き直り、
走らせました。

途中、サービスエリアで
さっそく伊勢うどんをいただきました。
とろろと卵が入っている
豪華版です。



昔、伊勢にトライアスロンで来た時に
港の小さな食堂で
いただいた伊勢うどんのおいしさが
今でも忘れられません。

ああ~、あのころは何もかも新鮮でした。



でようやく伊勢です。

ここでナビを入れ替え、
到着時刻を見ると
このまま宿では早すぎます。

雨降りですが、せっかくここまで
来たのですから、
寄り道していきましょう。

で、ここへ来る前にテレビで
観戦していた「二見浦」の
表示が見えてきましたので、
そうあの「夫婦岩」を見に
行ってみましょう。

再度ナビを入れると意外に
近かったです。

二見シーパラダイスの駐車場に入れ
歩いていきます。



伊勢湾は大風に吹かれて大波です。
傘も飛ばされそうになりながら、
海辺を歩いていきますと、



前方にあの岩が見えてきました。

続く