ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼旅立ちの姿

2016年07月09日 20時45分32秒 | ウォーキング

バスの中では、
雑誌や新聞でも読むか
と持ち込んでみたのだが、
四国巡礼最初のバスツアーには
なかなかそんな時間はない。

先達さんが一番前に立ち上がり、
いろんな説明が始まります。

まずはお遍路の作法です。

山門にてのしぐさ、
手の洗い方、
こういうおさめ札の納め方、
ろうそく、線香のともし方、
仏説摩訶般若波羅蜜多心経を
含む仏前勤行次第の意味と
その上げ方、
納札の色違いの説明など
こと細かい事項が説明されていく。

なんか初めてトライアスロンに
出たときに事前に行われる
協議説明会を聞くような気分だ。

着替え時にすっぽんぽんに
なってはいけないよとか、
バイクエイドの水の受け取り方、
ラン時の交通規則の守り方、
ゴールの仕方など、
これも様々なのだから
そんな説明会を受けているような
ややこしくも、
ちょっと楽しいひと時だ。

四国巡りも、
こんなお参りがこれから
八十八か所で続くのだから、
終わってからの後悔がないように
最初にしっかりと
聞いておかねばならないのですね。

そして、この日はまず
お寺参りの前に、
巡礼のために必要な
さまざまな用品屋さんへ
行くことになっており、
どんなものを買えばいいのかも
教えてくれました。

まずはお参り用の白い着物と
和袈裟があればとりあえず十分。

また記帳用に「納経帳」は
必要だろうとのこと。

そしてもし掛け軸もあればいいけど
高いしなあと迷っている人があったら、
これは少し無理してでも
ぜひとも買っておくことを
お勧めするそうです。

回り始めて途中でほしいとなっても
一足遅れてしまうことになるからね~。

あとは、お勤めを終えてからの打鐘は
「出鐘」といって突かないこととか、

階段は左側通行とか
ろうそくの前でのろのろしないことなど
他のお参りの人の
邪魔にならないようにする
ことなんかも教えられました。

あ、そうそう橋の上では
けっして杖を”こんこん”と
鳴らさないことも
重要であるそうです。

お大師さんがよく橋の下で
休憩されているそうですから・・・

それから、おさめ札に



自分の住所と名前と
裏に願い事を書き連ねます。

この日はお参りの都合上
7枚を作っておく必要がありました。

各お寺で2枚
接待があったら1枚渡す容易です。
次回からは家で書いておこうと思います。

いやあ、それにしても
こんな先達さんの話を
聞くだけでも勉強になりますねえ。

もしかしたら熊野詣も
こんな先達さんがいて、
こんなことをしないと
いけないとか
いろいろあるんでしょうか。

もしあるんだとしたら
doironは何も知らずに
まわっているだけなんですけど
それでいいのでしょうかねえ。

ちょっと不安になりました。

まあ、そんな風に
明石海峡大橋をわたって



淡路島に行き、



鳴門大橋を渡って



四国に上陸するコースを、



ほぼ説明だけで終わって
しまうような往路となりました。

途中で一回トイレに行っただけで、



3時間ほどかけて最初の目的地、
グッズ売り場に到着しました。



doironが買ったのは、
白い着物と和袈裟、
同行二人と印刷された
バッグに納経帳と掛け軸です。

合計2万5千円ほどかかりました。

ほんとは頭にかぶる笠も
買いたかったのですが、
この日はあいにくの雨で、
雨の日に笠をかぶったら、
雨除けには傘ではなく
合羽を着ないといけない
そうなのでこの日は
買わずにおいた。

まだまだ来月、再来月なども
暑い日が続きそうであろうから、
そんなときに必要に応じて
買うことにした。

納経帳



と掛け軸は



バスの添乗員さんに預け、
必要な記帳の費用を払って置いたら、
添乗員さんがすべて
やってくれるそうです。

こういうツアーに参加すると、
そういう意味では楽ですねえ。

さあ、それでは歩く前の
準備は整いました。

用品売り場のすぐそばから
始まる八十八番の札所

「医王山 大窪寺」

へと歩いていきましょう、と続く。