今度、旅行に行くに当たっては
そこへ行くまでの間の土地を
歩いてみようとずっと考えていた。
まあ、ミセスも一緒なので、
そんな風にして歩きまわることを
よりもっと知っておいてもらおう
というさらなる機会にも
しておきたかったということがある。
で、目的地が天橋立あたりであるから、
そっち方面で歩き語りのあるところを
いろいろと選んだ結果、
まず行きは「福知山」を歩き回ることにした。
この地はdoironにとって、
マラソンを走るために何度言ったところだろう。
そんなマラソン大会には子どもが小さかったころ、
家族三人で行ったこともある。
doironがこの大会を走ったのは第一回大会からで、
そうやなあ15回は走っただろうか
ベストは3時間3分だったな。
その福知山は昔から城があり、
多くの人が住んでいた。
関西の北の玄関口として、
由良川とともに生きてきた町だ。
最近はその由良川があふれたり、
花火大会で大事故があったりと、
あまりいい具合に言われていない。
マラソンでは、初期のころは
この町の中がゴールだったのだが、
のちにはちょっと離れた三段池公園が
スタート・ゴールになり、
福知山の町中は最初の10キロぐらいで
一気に走りすぎてしまうことになった。
まあ、そのころだったら
まだ体力万全だから、
周りの景色なんかほとんど関係なく、
走ることに洗練していたりするのだ。
しかし、こうして大会にも出なくなり、
あれだけ通った街なのに、
ほとんど町の中のことは知らない
というのが残念だったので、
いつかは歩きにいかなくては
と思っていたところだったのだ。
あさから、グーちゃんを預けに行き、
義母さんにも1泊2日の留守の挨拶をして、
福知山へと向かったdoiron一行。
天候はうす晴れで、
車は快適に飛ばして、
福知山駅近くの駐車場までついたのは
2時間後くらいだったかなあ。
さっそく、歩く格好で歩き始めた
doironなのであった。
さて、駅である。
この駅は経営主体がいろいろと変わっている。
この2015年4月からは、
ここまでは国鉄で、
それ以降日本海に向かっては
「丹鉄」という名で京都タンゴ鉄道の駅として
電車が走ることになっている。
まあ、経営はしんどく厳しいのだが、
地方の人、とくに、たまには雪の降るこのような
地方の電車は、人々の暮らしには
欠かすことのできないものだろう。
駅前は立派に整備されている。
とても人口80000人ほどの
自治体とは思えないほどだ。
ちょっと駅前をのぞいてみよう。
まずこの地方、
この地としては「福知山音頭」を強く売り出している。
あとで行こうとしている福知山城に
明智光秀が城を作らせたときに、
住民らが「ドッコイセ、ドッコイセ」といいつつ、
石や木を運んだのが始まりとされています。
今は、8月に市内の本町通を通行止めにして
盆踊り大会を行うそうです。
「福知山出て 長田野越えて 駒を早めて亀山へ」
という代表的な歌詞が
今も石に刻まれていたりしますが、
このうたは、今も地域の振興や名物を加えて、
どんどん歌が進化しているそうです。
もしかしたら、
福知山マラソンの歌も
あるに違いありません。
2013年この福知山盆踊りの時の
花火を飛ばす夜店で、
またまた悲惨な家事の事件が
起こったことは今も忘れられません。
その踊りの様子が刻まれた
「踊り石」や
また同じく増水した由良川などの
水の様子を知らせる掲示板です。
あ、これはこの福知山市の
観覧地を紹介するアルバムも設置されているのですが、
よく見ますとこの地図、
下が北となっており
違和感を感じたりもしますねえ。
時計台を見るともう12時です。
早速歩き始めましょうと次回に続く。