ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

淀川完歩6 立木観音へ

2015年07月26日 21時02分09秒 | ウォーキング

洗堰で瀬田川ぐるり散歩道も終わり、
そこから道は引き続き右岸を行く。

このあたりの瀬田川は
洗堰で水の勢いが弱まったからか、
それとも流れが蛇行するからか、
川岸に水草が茂り、
野鳥が飛び交う穏やかな
湿原のような情景となる。



これは絵に描いたような
湿地で育つタマガヤツリ。



しばらくは川沿いの静かな散歩道を進んでいく。



大阪までずっとこんな道が
続いていればいいのになあ
というような道でござります。



やがてこの南郷温泉にある
2軒の温泉宿のひとつである
この旅館の裏を過ぎたあたりから、



歩道もとぎれとぎれにしかない
という状態になった。



車に注意してこの国道422号を
南に進んでいこう。

ん?道端に石が立ってるぞ。



このあたりでは珍しい。
近づいてみると、
看板や4本ある石に
すべて刻まれてあるのが「立木観音」。



そこから南に1.5kmほどのところにある
お寺を指していて、
ここから山麓を歩く参道があるようだ。

しかし、今回は淀川歩行なので、
その道は選ばず
できるだけ川沿いを歩くことにした。

横を走るダンプなどの
大きな車に怯えながら、
道の端っこをフンフンと歩いていった。



川の向こうには金勝アルプスの
前衛峰がゴツゴツした雰囲気で横たわっている。



あ、コンビニがあった。

多分このコース唯一のコンビニだろう。
寄らなくてはなるまいて。

みると店の中に休憩コーナーもあるではないか。

多分この先食堂なども期待できないだろうから
ここで少し早い昼食にすることにした。

選んだメニューがこれ。



「ひこね丼」は、すじにくのたっぷり入った牛丼。



まいう~だあ。

セブン&アイとサントリーが
コラボして作った飲み物も
お手軽だったにゃ。
歩いているとこれがたまりませんな。

ま、走ってる時もバイクに乗ってる時も
だったけど・・。

あ、バイクはNGか。
ここまでゆったりと静かに流れてきた瀬田川も、
このあたりから川幅が狭くなって
徐々に流れが荒々しくなってくる。

川の表情が変わった。



川の中に岩がゴロゴロし、
奇岩が景勝を作っていく。

これが多分「かえる岩」。



う~んそう見えなくもない。
川の流れが速くなるにつれ、
歩く道のまわりの景色も山っぽくなっていった。
地図で淀川全体を眺めると、
ここらから天瀬ヶ瀬ダムを過ぎて
宇治川になるくらいまでは
渓谷を削るように流れて行く。

歩道もとぎれとぎれの
交通量の多い道であるから、
いわゆる淀川完歩最大の難所となっていくだろう。

歩く格好も派手な姿で、
目立つように歩きたい。

やがて右前方に立木観音の参詣道である
階段が見えてきた。



この立木観音は、
弘法大師が厄年に訪れて霊木を見つけ、
それを立木のまま豪快に観音に彫り上げた
ということに由来するものだ。



厄除け参りの霊場でもある。

看板によると、階段が約800段続くそうだ。



セミが鳴く蒸し暑い中、
一瞬登りをためらったが
せっかくここまで来たのだから
寄っていくかと階段を上り始めた。

すると登り始めてすぐにこんな丁石が立っていた。



これより5丁ということは500m以上あることになる。

ひゃあ~、この急階段を
500m以上登るのかと思ったら
再びめげそうになった。

でもdoironも今年は還暦を控えて
前厄の歳である。

ここは踏ん張って登って行かなくては。

あ、こ、これは立木きくらげですか。



参道横のこんな石を眺めながら



ゆっくりと登って行くと、
こんな不便な山の中だというのに、
けっこう大勢の人が山を下ってきた。

途中、南郷の方から緩やかに
登りながらお参りをする参詣道と合流し、
ようやくたどり着いたところに
立派なお堂があった。



いつもより多めにしっかりお参りし、
こんな無料のお茶どころで休憩していると、



おお~、これが立木にゃんこ。



本人、じゃなかった本猫の登場です。



にゃおーんと続く。