ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

淀川完歩5 南郷温泉へ

2015年07月25日 21時00分15秒 | ウォーキング

え~っと、ほっつきブログが
たまっているので
日常ブログと時系列がぐちゃぐちゃに
なっています。
深く考えないで読んでね。

今回はまだ6月中のほっつきです。

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淀川完歩第2弾となる今回は、
瀬田川右岸を石山寺から下っていった。
前回は左岸を歩いたので、
これで「瀬田川ぐるり散歩道」を
一周することになる。

例によって石山寺の駐車場に車をとめて、
こんな瀬田川リバークルーズの
遊覧船なんぞを眺めながらスタート。



あ、カルガモさんが世をはかなんでいる。



「は、早まるんじゃない」と呼びかけたら、
飛び込んでしまったよ。



あ、泳げるんでした。



さすがに「散歩道」というだけのことはあって、
道はきれいに整備されている。
黄色いきれいな花も咲いて・・・
あ、これが琵琶湖の厄介者のひとつ

「オオバナミズキンバイ」



生態系、人の生命・身体、農林水産業へ
被害を及ぼすもの、
又は及ぼすおそれがあるものの中から
指定される「特定外来生物」の
13種類の植物のひとつ。

折れた茎からも根が出てくるという
強い繁殖力を持ち、
在来種を駆逐している。

熱心に駆除活動が行われているものの、
根絶にまでは至っていない。
河原の植物は流れに乗って
生息域を一気に拡大させていくので、
これからの淀川完歩の中で
注意して観測していきたいと思っている。

それにしてもブラックバスなど
これだけ大きい湖から流れ出す河川ともなると、
特定外来生物も種類が多いんやな。

京滋バイパスをくぐると、
流入河川のひとつ「多羅川」を横切る。



川が流入してくるあたりは、
栄養分があって魚が集まるのだろう。
釣り糸を垂れている人の姿もあった。

またこのあたりには在来種で
地下茎が白く食用にもなるシロネや



近頃あまり見かけなくなったゴキヅルの姿もあって、



少しホッとする。

ゴマダラカミキリなんかも
花とたわむれていたぞ。



このあたりは河原に面して
住宅街が近接している。

なんとここから「瀬田川」は
「セーヌ川」に変わるようです。



ちゃうちゃう。

やがて下流に南郷洗堰が見えてくる。



おお、これは前回大収穫をしたナワシロイチゴではないか。



あのジャムは特別にうまかったので、
今回もちゃっかり収穫だ。

チマチマチマっと。

道は続いて千丈川に架かる
「南郷ほたる橋」にさしかかり、





その橋はこんな疏水も越えていく。



これは関西電力の導水路。

電力会社の導水ということは、
そう発電。

なんとこの疏水、宇治発電所まで通じているとのこと。
造られた年代も「明治」というから、
歴史的には琵琶湖疏水と遜色はない。
いやあ、昔の人は壮大な工事をしてきたんやねえ。

昔はお上のやることだからと、
土地の権利関係や保障とかいった問題も
少なかったんやろねえ。
環境アセスなんてのもなかったやろうし。

洗堰までの川沿いには
素敵な家が並んでいる。



広々とした景色を眺めながら、
さぞや羨ましい日々を送っているんじゃろな。

さてようやく洗堰に到着だ。
前回は書かなかったけど、
実はこの洗堰にも長い歴史がある。

今、水量調節の役割を担っているのは、
昭和36年に完成した洗堰で、
厳密にいえば「瀬田川洗堰」ということになる。

では本当の「南郷洗堰」はというと、
瀬田川洗堰の少し上流にあった。

明治38年に竣工されたこの堰も
今は当時の痕跡だけをとどめて
川の中に残っている。

これが前回撮影したその堰の入り口。



当時、この堰は角材を人力で
沈めたり引き上げたりして開閉していたそうで、
全開に丸一日、全閉に丸二日
かかっていたそうだ。
この時も、けっこう豪快に水が
堰を越えて(洗って)流れ出していた。



洗堰の周辺には、温泉が湧くようだ。
こんな看板も建っている。



この南郷温泉は
新洗堰ができた昭和38年に開湯したというから歴史は浅い。

ただ、ここ南郷は空海、松尾芭蕉とも
所縁のある古い宿場町ではあるようだ。

さあ、ここからは未知の区間だ。
ひとまず宇治に向けて
次の一歩踏み出したところで続く。