ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

空き缶かざぐるま

2015年07月06日 21時46分37秒 | 生活

ミセスが最近工作に凝っている。

というのも、彼女は地元の村で福祉委員をしており、
一人暮らしの高齢者を公民館に招いては、
食事会をしたり、お話し会をしている活動の一環として、
ボケ防止のためにと
簡単な工作教室を担当しているためだ。

当初は紙でこんな簡単な切り抜き作業
をしていたのだが、



徐々に高度になっていって
最近はこんな「におい袋」を作ったりもしている。



他にもガラス瓶の中にキラキラ雪が降る
みたいなのも作っているようだ。

そんな地元デイサービス工作教室で
最近は、こんなものを作った。



空き缶で作る風車ね。

え~っと、写真に写っているみたいに
「世界初」ではありません。
念のため。

各地をほっついている時にたまに、
家の軒先でサラサラ回っているのを見かけたりもするし
ミセスも当麻寺に行ったときに
参道の家の軒先につるしてあるのを見て
これを作ろうと思い、ネットで調べたそうだ。

空き缶の内側の金属の色がキラキラしていて
とてもきれいで静かに回る。

これは材料に事欠かないしなかなか面白い。

だからといって大量に作っても
我が家だけではさばききれず、
どうしようかと思っていたところ、
最近いい利用方法を思いついた。

我が家では、大きな水瓶3つにメダカを飼っている。

最近は卵をよく産むので
その管理で忙しかったりするのだが、
たまに水面を見ていると、
メダカが変な動きをするときがあるのだ。

飼育歴が長いので原因はすぐに分かった。

かめの中に、メダカを捕食する
何かしらの生き物がいるのだ。

以前はザリガニがいたこともある。

まあ、これはメダカと一緒にすくってきた泥か
水草の中に卵でもあったんだろう。

問題は「ヤゴ」である。

トンボの幼虫で、なかなか獰猛な奴なのである。
なぜそんなものがいるかというと、
もちろんザリガニと一緒で
何かに卵がくっついていたということもあるが、
やはり原因はこのかめの中に産卵をするため
トンボが飛んできているだ。

我が家の庭でトンボはよく見かける。
この前も大きなヤンマが
物干し台に止まって水面を眺めていた。



「幼虫の餌も豊富にいそうだし
いっちょここに卵を産んでやるか」
なんて思っていたに違いない。

あるいは、そのトンボもこのカメで
生まれた個体で
「めだかおいし、このかめ~」なんて
ふるさとの歌を口ずさんでいたのかもしれない。

これは大変だ、と
慌てて追い払ったものの
四六時中ついているわけにはいかない。

対策としてはかめにふたをするのが一番だ。

しかしそれだと日が当たらなくなる。
そこで、網をかぶせることも考えたが、
風に飛ばされないように
しっかり網を固定してしまうと
エサやりの時にいちいち面倒だ。

で、思いついたのが先ほどの

「空き缶風車」だ。

これをかめの上に吊るしておけば、
キラキラとサラサラで
トンボが近づかないだろうと考えたのだ。



果たして、最近はトンボの姿もトンと見なくなった。

これから夏になり秋が近づくにつれて、
赤とんぼやシオカラトンボも増えてくるだろうが、
この風車はきっとそいつらを寄せ付けないための
いい対策になるに違いない。

doironの近所には
我が家で生まれたメダカを分けてあげて
飼っている家も多い。

福祉の集まりでせっせと風車を作ってもらって、
トンボ除けに配ってみてはどうか
とミセスに提案をしている。

効能はそれだけではなくて、
もしかしたら、ごみ箱の上に吊るしておけば、
カラスや猫除けにもなるかもしれないじゃないか。

そうしたら、大量にあっても近所でさばけるし
高齢者の人たちも社会に貢献している
という気持ちが芽生えて、
作る方も励みになるというものだ。

ま、そんなことをするより
メダカを飼う方が、
ボケ予防になっていいのではないか、
という声もありますが・・・

とにかくどれくらい効果があるのか、
我が家でもう少し実験してみようと思っている今日この頃だ。