第一疏水から22年後、
水需要の増大から
さらに第二疏水が計画され完成した。
その取水口が、第一疏水のすぐ北側にある。
これが、その第二疏水に架かる橋。
橋の上に立ち右側の琵琶湖側を見てみると、
こちらは川岸にかなり草が生えて
自然に近い形になっている。
そして橋の左側は疏水のトンネルの中に
水がどんどん飲みこまれていってるのが見えた。
第二疏水の水は、
蹴上で第一疏水と合流するまでは、
ほぼ全線がトンネルと暗渠になっているそうだ。
まったく大それた疏水じゃのう。
この疏水の水は飲料水、発電などに使われるそうだ。
てことは、ここで立ちションをすれば、
まわり回って京都府民にふるまわれるわけじゃね。
つまりdoiron菌がばらまかれるわけで、
それで京都府民がほっつきまわるようになったら、
経済も活性化するかもしれないぞ。
まあ、そんな立ちションテロは自重しておこう。
さて最初の目的である疏水の取水口を確認したところで、
琵琶湖岸にもどり石山寺を目指して
ズンズントと進んでいこう。
浜大津の駅に戻り、
今度は琵琶湖沿いに南下していくことになる。
このコースの魅力は何といっても
湖岸の開放的な道だ。
左手にずっと琵琶湖を眺めながら歩く。
この日は天気も良く対岸まで見えている。
おお~、な、なんと対岸に
先日登ってきた三上山が見えている。
これ。
いいなあ、目に入る景色も
どんどんdoiron色に染まっていくぞ。
それにしても日差しもやわらかいし、
風もやさしくて、心が解き放たれる
こんな時間を作れるのも生きているおかげじゃなと、
決してオーバーじゃなくそう思った。
ここには「重要眺望点」と名付けられたスポットがあり、
そこから撮った琵琶湖側の写真がこれ。
そして、北の方角の写真がこれ。
比叡山が見えている。
南の方はというと、近代的な建物が目に入ってくる。
いいじゃん、いいじゃん。
大津、いいとこやねえ。
湖岸の散歩道にいくつもあったのがこれ。
「外来魚回収BOX」
このあたりには、釣り人が本当にたくさんいる。
在来魚を食い尽くすということで、
超悪者扱いをされているブラックバスを
釣っているのだろう。
行政はこんな箱を設けて回収をしているのだが、
はたして効果はあるのだろうか。
ブラックバスは食べると意外においしいそうだから、
いっそ、ブラックバス料理を流行らせた方が、
湖の自然資源を活用できるし、
乱獲を促進するのじゃないだろうか。
もともとブラックバスは政府の許可を得て、
食用に放流されたのが、
日本での繁殖の始まりなのだ。
我々が現在食べている食品の中には、
アマゾンやアジアに生息する
大ぶりの魚なんかを大量に仕入れて
すり身にしたものなんかが
普通に使われているそうだから、
原点に返って、これを食用資源にすれば、
なにもわざわざ外国から
輸入をしなくてもいいのじゃないかという意見もある
アベノミクスの10本目の矢くらいに
掲げてもらえないだろうか。
湖岸の道にはこんなカフェが集まっているところもあり、
大勢の人で賑わっていたし、
湖岸は大勢の鳥で賑わっている。
水を貯え、人を集め、魚や鳥の命を育む
この日本一の湖の底力は大したもんですな。
ここはまた
「大津市におの浜ウォーキングコース」
として整備されているようで
こんな看板が立っていた。
ふむふむ、
「睡眠不足、だるい、熱、頭痛、めまい、
吐き気、胸部痛など」の人は無理せず中止しましょう、だって。
当たり前やろ、誰がめまいに耐えて歩いたり、
吐き気をこらえながら歩くのだ?
などと、こんな看板を作った
行政の愚行を笑いながら、
歩き続けるdoironなのであった。
ぶつぶつと続く。