ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

琵琶湖三昧 1

2015年06月15日 21時12分08秒 | ウォーキング

鮫は泳ぎ続けないと死んでしまうというし、
水は流れていないと腐ってしまう。

doironも多分じっとしてたら
腐ってしまうかもしれないので
今日もまた動き続けるのじゃ。

さて次なる目標はというと
春からあっちこっちをほっついてきて、
ようやく前から計画していた淀川完歩に
着手する時が近づいてきたようだ。

琵琶湖を瀬田川で出発して、
やがて宇治で宇治川となり、
そして天王山の麓で桂川、木津川と
三川合流をしたあと一本の淀川となって
大阪湾にそそぐまでの約70キロ、
水はたゆまず流れ続けている。
その流れに沿って、
時には流れを横切って
最後まで一緒に歩き続ける。
これをこの業界では「淀川完歩」という。

doironの場合は、
それに加えて沿線の町の探索も含めて
実施してみたいと思っている。

そういう意味では先日の天王山も
これのひとつの予習でもあったわけじゃね。

果たして琵琶湖の水はどんな景色を見て、
どんな自然の中、街の中を流れて旅するのか、
それを一緒に体験していきたいのだ。

その淀川完歩の出発地点を確認するのと、
先日歩いた伏見の琵琶湖疏水の



琵琶湖の取水口を見ておくことが
今回の旅の目的だった。

旅の思い出はどんどんつながっていく。

淀川完歩の出発地の基点となるのは石山寺。

そして琵琶湖疏水の取水口は
浜大津ということで、今回は
石山寺に車をとめて
京阪で浜大津まで行き、
石山寺へ戻ってくる10kmあまりのコースを
淀川完歩に先だって歩いてきたのであった。

今は家の近くで高速道路に乗ると、
一般道におりることなく
石山ICまで一時間強で直行できる。

高速を降りたらすぐに石山寺に到着だ。



ここには駐車場がたくさんある。
マル秘無料駐車場もあることを知っただけでも
今回の下見は成功だったと言えるだろう。

このお寺には帰りに時間があれば入ることにして、
まずは浜大津を目指そう。

瀬田川に沿って遡って
花々で彩られた歩道を歩いていくと
1kmあまりで京阪石山坂本線の

「石山寺駅」



に着く。
ここから浜大津まで電車で移動だ。

二両仕立ての可愛い電車が
沿線の家の軒先をかすめるように走っていく。



15分くらいで到着した浜大津駅は、
いわば京阪電車の
琵琶湖の玄関口なだけに、
なかなか立派な駅である。

二階の改札口を出たところからは、
チンデン風に走り出す電車が見え、



湖の方には琵琶湖に向かって
近代的なデッキが張り出している。



さあここからまず最初に石山寺とは逆の
北の方に向かって歩くことにしよう。

「北の~漁場はよ~男の~仕事場さ~

ということではなくて
あの伏見に流れていた琵琶湖疏水の
取水口を確認するためである。

琵琶湖に注ぐ川はたくさんあるが、
琵琶湖から出て行く川は、
たった1本、瀬田川だけであるといわれている。

河川は今もその1本しかないことには変りはないが、
琵琶湖から水が流れ出すという意味では、
1秒間に約24トンもの水を取水する
琵琶湖疏水の2本も流出水路である。

10分足らずでその取水口に到着した。

ここが第一疏水に架かる橋で



右には琵琶湖に開ける取水口、



左に京都へと続く疏水の水路が見える。



伏見で見たあの水路とつながってるんやね。
橋の横にあった石段から下におりてみると、
疏水のすぐ横に出た。

尾っぽの黒いのがブラックバスだろう。



ここで若い男が数人、
疑似餌を使ってバス釣りをしていた。

ここに限らずこの日歩いた琵琶湖沿いのいたるところで
実に多くの人が釣りをしていた。
琵琶湖はバス釣りのメッカのようだ。

川岸をトコトコ歩いていって、



疏水と湖が接するところまで行くと、
明治の初めにこの疏水を開いた時に
積み上げたとみられる大きな石がゴロゴロしていた。



はるか京都まで水路を作ろうという、
この壮大な工事の指揮をしたのが
採用当時21歳の若者だったというのは
驚きというほかはない。

フムフムと続く。