ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

琵琶湖三昧 3

2015年06月17日 21時38分54秒 | ウォーキング

ぼちぼちお昼が近づいてきた。

今日のお昼はコンビニのこれ。



ビールはありません。
えらいでしょ。

食べていると、おこぼれを目当てに
トンビも集まってきた。



このあたりの鳥はめっぽう人に慣れているようだ。

いなりのアブラゲをさらわれないように、
油断せずにいただいた。

ここからまだまだ湖岸は続く。



地図の上では、このまま湖岸を歩いていれば、
やがて瀬田川つながっていくはずだ。
淀川完歩の前哨戦としては
理想的な展開である。

それにしても、友達が草津に住んでいて、
昔よくこのあたりにも来たはずなのに
記憶がほとんどないのはどうしてだろう。

当時琵琶湖はただの水たまりで、
街は単なる街にしか見えなかったんだろうな。
考えたらもったいない時間を過ごしていたなあと、
今さらながらに悔やまれる。

やがて、行く手に大きな橋が見えてきた。

近江大橋である。



全長1290m、一年半前に無料化された道路橋である。

そうそう最近は橋に興味を持ち始めている。
ここは地名の付いた橋であるが、
人の名前のついた橋や形によってつけられた橋など、
特に大阪市内にいわれや逸話のある橋が多い。

その内にこのブログにも
橋めぐりなんかが掲載されるような気がしている。
また新たにつながりそうだ。

この橋はまだ琵琶湖に架かっている橋であるが、
琵琶湖の形はこのあたりで一気に絞られ、
瀬田川へとつながっていく地形となっている。

近江大橋の下をくぐって、



一旦石山の駅にパンフレット等の情収集に向かった。



途中撮影したのがこのマンふた。



これは盛りだくさんな絵が刻まれている。

まず市の木であるヤマザクラ、
市の鳥であるユリカモメ、
そして市の花であるエイザンスミレだ。

エイザンスミレは、ヒゴスミレと並んで
葉が細かく裂けているのが特徴で、
それも何となく表現されている。

他にも、琵琶湖の遊覧船のミシガンや、
琵琶湖花噴水、琵琶湖大橋、レガッタ等が描かれている。

唯一わからなかったのが
左下に描かれてあるタヌキのような物体だ。

大津市の観光キャラクター
「おおつ光ルくん」にしては
ほっぺたが膨らんでいないし、
ローラースケートを履いている様子もない。

第一しっぽらしきものが見えるから
タヌキのようでもある。

しかし調べてみると、
これは犬なんだそうだが、
なぜここに「犬」なのか、
そこまではどうしてもわからなかった。

まあ、生き物のことですから
ここはジダンが調べてくれるだろうて。

石山駅から、湖の方角に向かうと、
いつの間にか琵琶湖は
「瀬田川」になっていた。



むむむ、境界線をどうやらスルーしてしまったようだ。

淀川完歩着手のアカツキには
再度その辺の確認から入ることにしよう。

見えてきたのが全長230mの瀬田川大橋。



国道一号線の橋だ。

これをくぐりなおも進んでいくと、
前方にちょっと古風な橋が見えてくる



これが「瀬田の唐橋」である。



日本三古橋のひとつで、
京都防衛上重要な位置にあったため、
古来より「唐橋を制する者は天下を制する」
といわれていた。

確かに、東方より京都へ入ろうとする者は、
当時瀬田川に架かっていた
唯一の橋であるこの橋を渡らないと
とてつもなく遠回りになるから、
その重要性は推して知るべしである。

昔の絵を見てみよう。



帆掛け船の浮かんだ琵琶湖を背景に、
川の中洲を経由して、
木の橋脚が立てられ橋が架かっている。

絵に描かれた中洲は今もそこにあり、
ホテル、レストラン、
そして世相を反映してシニアホームが建っている。



絵には、背後に富士山も描かれているが、
位置的に見て
もしかしたら伊吹山かもしれない。

いずれにしても絵に描かれるくらいだから、
重要な橋であったことは間違いないだろう。

少し前に橋げたの色を塗り替えられたそうで、
なかなか風格のある橋ではある。

なあるほど、と続く。