ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

墓参りだけにボチボチと 2

2015年06月21日 21時14分59秒 | ウォーキング

のどかな道を歩いていると、



急に華やかな場所に出る。

そこが道の駅

「ふたかみパーク當麻」。



こんなに静かな山里なのに、
ここの駐車場は驚くほどの車であふれている。



最近、道を歩いていると、
こういうスポットはいつも盛況だ。
国土交通省に登録される
道の駅が日本にできてもう20年以上になる。

今や全国に1000ヶ所以上あるそうだ。

中には風呂のある施設もあって、
キャンピングカー、もしくは
ちょっと大きめのワンボックスがあれば
全国「道の駅めぐり」で
簡単に旅行ができるよなあ。
盛況なのもわかる気がする。

いつか道の駅を転々と移動しながら
そこを起点に周辺を歩き回るような
ほっつき旅行を是非してみたいものじゃて。

名物「菊いもコロッケ」で



小腹を満たして出発だ。

すぐさま次の集落にさしかかる。

集落の入り口近くには、
こんな地蔵があった。



鬼瓦の立派な地蔵堂と
マップに書かれてあったが確かにね。



そのすぐのところに、
杉玉が派手にぶら下がっている
こんな造り酒屋がある。



酒の名前は「透泉」。



なんでも、選挙の「当選」祝いに
よく使われるそうだ。

そうかあ、ならdoironのドブロクも
「豪角」とか「丹上」とかがいいかもなあ。

別に使う予定はないけど・・・。

このあたりからは、
二上山がよく見え



大和三山も見渡せた。



今年歩いた葛城古道とも雰囲気が似ている。

ここから山の方に向かって登って行くと、



傘堂がある。



一本柱の変わった形をしており、
左甚五郎の作とも伝えられているそうだ。

里へ下って行き、次は石光寺を目指す。



ここは別名「染寺」ともいわれ、
蓮の茎から取り出した繊維で
曼荼羅を織った中将姫ゆかりのお寺だ。

境内には、その蓮糸を染めたといわれる
井戸が残っている。



その中将姫のお墓が、
ここから当麻寺に向かう途中にあった。



大きな墓地の片隅に、ひっそりとあった。

そこから「右 たいまじ」と刻まれた
こんな道標に沿って歩いていくと、



当麻寺の黒門に到着。



歩き始めてここまで約二時間であった。

ミセスの脚も何とかもったようだ。

ここからだと墓は境内を横切ったところにある。
もともとここはお寺の墓である。
なので、洋風の墓を希望していた
義兄さんにお寺から
「できればあまり目立たないようなものを・・・」
と希望されていたのだが、
近づいていくと、
黒い石がかなり目立っていたなあ。

まあ、これからはこういうお墓も
増えてくるだろうから、
慣れておいてもらおう。

墓は、敷地全面に石を張ってあるので、
雑草の心配はない。

ただ、今回初めて気づいたのが、
黒いお墓だと黒い車と同じように
蜘蛛の巣やほこりが結構目立つ。

墓掃除の小さな箒なんかも持ってきていたけど、
これからは墓掃除用のタオルも
持ってくる必要がありそうだ。

花を添え、線香とロウソクをあげて、
今日の歩行を報告しつつお参りをした。

さて次はどのコースでお参りをしよう。

今回は北側から歩いてきたから、
次回は南の葛城古道の延長を歩いてみようか。

そしていずれ、二上山経由で
墓参りをとこっそり企んでいるのであった。

門前の食堂で昼食を摂り、
さあ、あとは当麻寺の駅に向かって1キロほど歩くだけだ。



途中、こんな塚があった。



日本最初の相撲取り
「當麻蹴速」の塚である。

野見宿禰と日本で初めての相撲を取り、
負けて死んでしまったが、
今もこうして塚に眠り、
山の辺の道の近辺にある相撲神社に
神として祀られている。

その前には自然石の道標があり、



先日行った壺阪寺への案内文字も刻まれていた。

こうして当麻寺の駅に到着し、



7キロ強の墓参り旅は終わった。



ミセスもなかなか楽しかったと言っておりました。
義父さんのいい供養にもなったことでしょう。

合掌して終わり。

P.S.

明日からいよいよ今年初の完全コラボ企画の
ドジ旅日記が始まります。
ジダンブログ「やっぱりトレイルランが好き!」
とあわせて