ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

GW緊急特別企画 三角点 1

2015年05月05日 21時35分00秒 | マラソン

市内の三角点を見て回った。

蘇鉄山に行ったときに、
しげしげと三角点が記載された地図を見ていてふと、
自分が住んでいる市に
三角点はどれほどあるのかなと疑問を抱き、
調べてみることにした。

問題は調べ方である。

手元には国土地理院の地形図があるので、
それを虫眼鏡でグリグリ探してみるのもいいだろう。
でも見落としということもある。
ここはやはりネットやね。

探れば三角点の一覧表なんてすぐに出てくるだろう、
と思っていたがこれがなかなか見つからない。

どうも、ネット上に
「全国三角点等級別一覧・点の記つき」
なんて都合のいいデータは
掲載されていないようだ。

もしかしたら本として出版されているのかもしれない。

ただ、市町村の中には
ホームページの中に
一覧表を作っているところもあるようだったが、
大阪府内の分は見つけることはできなかった。

したがって泉大津市の三角点一覧表も
手に入れることができなかったのである。

しかし、調査のアプローチの方向を変えてみたら、
国土地理院のホームページ内に、
測量基準点を落とした地図が掲載されており
閲覧できることがわかったので、
さっそく探ってみた結果、
市内に三角点が8点あることが判明した。

そしてなんとその三角点のいくつかが、
いやというほどそばを通っていた
場所にあることを知って
それをしらなかったことに愕然としたのである。

三角点は位置の測量に用いる基準点。

その基準点にはもうひとつ
「水準点」というのもある。

これは高さを測量する基準点だ。

三角点探索にあわせて、ついでだから
それもあわせて調べてみることにした。

国土地理院のホームページには
市内の水準点は記載されていない。
しかし、地形図には載っているので、
多分等級の低い水準点なんだろう。

地形図グリグリ探しで3点見つけたので
それも合わせて訪ねてみることにした。

ではそれらの基準点を確認する
ほっつき走りに出かけてみよう。



まず家を出て向かったのが、
助松にあるという水準点。

地図で見る限りでは
昔浜寺ランで走った道
(紀州街道)にあることになっている。



水準点は、こういう街道沿いに
配されることが多いそうだ。

それにしても、何度も走ったり、
歩いたりした道にあることには驚きだ。

意識が違うと目に入る物が全く違うんやね。

走りはじめの重い体に
ようやく慣れてきた頃に到着。



リュックに入れてきた地図の束を探ると、
「田中本陣」といわれる、
紀州の殿さまの参勤交代の時の
休憩所として使われていた建物の前あたりに
水準点の地図記号が描かれてある。



キョロキョロ探してみると・・・
どうやらこれのようです。



そばにはなにも描かれていなかったが
四角の中に点を打ってある地図記号と
同じ形をしているからきっとそうであろう。

まずはひとつゲットということにしておこう。

ここから街道を南下し、
近くにあるもう一つの水準点を
探してみたが見つからずじまいだった。



次に向かったのが、
そのありかを知って仰天したという
問題の三角点である。

なんとかつてのランの練習コースだった
小松緑道の先にあるのだ。

しかもランコースのすぐ脇に。

入り口から緑道を通り、



昔のフェリー乗り場の横にある
こんな植樹の横を抜け、



泉大津大橋を渡る。



地面にかつて緑道の入り口から
自転車のメーターで距離を測って
doironがペイントしたライン
(これは入り口から1キロ地点)が残っている。



この日は天気が良く、
橋の上から
南にりんくうゲートタワービル、
北にあべのハルカスが見えていたな。

その橋を渡りきり、
信号の手前でテニスコートの方へ
Uターンするようにおりていく道の
入り口のところにその三角点があった。



これ



標高9.1mの四等三角点である。



かつて数えきれないくらい走った道の
すぐ横にあったとはねえ。

もしかしたら、「ああ三角点があるんやな」
くらいは思ったこともあったかもしれないが、
記憶には全然残っていなかったわい。

ゲゲゲッと続く。