ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

2014雨中の旅

2014年11月05日 21時50分11秒 | ウォーキング

前回桜井に来たのは
歩き残した山の辺の道を歩くためでした。

特に酒席の予定もなかったので、
その時は車で行ったのですが、
今回は後のことを考えれば
必然的に電車ということになります。

ミナミで昼食を摂り、桜井に着いたのは午後2時を回っていました。



折しも天気は「土砂降り」。

この時点で多武峰歩行も、
磐余街道歩行もあきらめて、
時間の許す限り桜井駅近辺を歩くことにしました。

駅で雨具を装着して、
まず最初に向かったのが、
「桜井」の名前の元となる井戸のある

「若櫻神社」

前回入っていった本町通商店街を左に見ながら南下。



ちょうど高校の下校時間と鉢合わせて、
前から来る学生達をかき分けながらの歩行となりました。
何せ傘もさしているものだから\\\\
歩きにくいことこの上ない。

国道165号を超えてすぐのところにその神社がありました。



その入り口のところにあった井戸がこれ。



地元の有志が復元されたそうです。
戸から桜井の地名となった由来があります。

見上げると、厳かな石段が続いていたので



鳥居をくぐらずに登って行きました。
ああ~早く喪が明けないかなあ。

うっそうとした木立の中に、
その神社があり、
写真を撮ったらあまりの暗さに
ストロボが自動発光したので
雨粒が画面に写りこんでしまいました。



今回の歩きには、仕事でも使っている
NIKONやCANONは持たずに、
古いデジカメを持って行ってたのです。

雨に打たれて大事なカメラがいかれてしまっても困るのでね。

そしたら久しぶりに使うものだから、
勝手を忘れていて、
雨の中ということもあって
細かい操作をできずこうなってしまいました。

雨というより雪のように写ってしまいましたねえ。

神社を出て、なおも高校生と
傘をぶつけ合いながら歩いているうちに、
次の目的地である土舞台へと続く道に折れたので、
やっと平穏に歩けます。

とはいえまだ雨はかなり降っておりましたが・・・。

住宅街のこれでもかという急坂を登って行くと、



土舞台への山道に到着しました。



実は最初はこの山道への入り口を見落としていたのです。
雨降りともなると、ロードから山道へと入っていくのは嫌なものです。
そんな心理が作用して見逃してしまったのかもしれません。

どうもおかしいぞと気付き、
買物荷物を持って歩いている
高齢者の女性に道をきいたら、
確かに見逃しておりました。

「ここはとっても急な道ですねえ」
とその女性に話しかけると、
「そうでしょ。でもいい運動になるんですよ」と笑っていました。

運動と思えるうちはいいけど
介護になったら大変ですよ、
とは言えず、「確かに!」と返しておいたdoironです。

山道を200mくらい登って行くと、そこが

「安倍山城跡」



南北朝時代に重要な役割を担った城の跡です。

そして、そのすぐ南側の広くなったところが

「土舞台」



飛鳥にある「石舞台」は有名ですが
「土舞台」とはちょっと珍しいでしょ。
桜井駅前の広場のモニュメントに書かれてある
「芸能発祥の地」というのがここです。



聖徳太子が少年を集め、
伎楽を伝習させた場なんだそうです。

そこでひと踊りして山を下り、
次に向かったのが「安倍の文殊院」。



愛嬌のある文字が刻まれてあるなあと思ったら
榊獏山の揮毫でした。



このあたりには他に「安倍寺」など
「安倍」のついた旧跡が数多く残ります。
安倍氏に深い縁のあるところ地なんですね。

文殊院の中には、
立派な道標が立っていました。



伊勢や当麻寺への道案内の道標で、
「仁王堂」というところの辻に建っていたそうです。

伊勢街道や磐余街道のランドマークです。

帰り道、その仁王道という地名のついたバス停があったので
撮影しておきましたよ。



ようやく雨が小降りになってきたようですが、
今度は酒席の時間が迫ってきました。

これだけ雨具の中で汗をかいたからには、
風呂に入って酒席に参加すべきだろうと、
旧跡を巡る歩行はそこで打ち切って、
前に行った「あすかの湯」まで
一駅分だけ歩いて到着しました。

これで雨具の性能試験も終わりです。

写真を自撮りしたのですが、
どうもうまくいきません。



タイマーを使ってとったらほらこの通り。



結局、ファイントラックのおかげで
肌着はさらさら、その上のTシャツが
雨具の透湿性に追いつかず
ぼとぼとという結果となってました。
予想通りではありまする。

てことで、雨具には問題なかったのですが、
やはり雨中歩行はごめんですね。

また天気のいい日を選んで、
多武峰に歩きに行こうと思っています。

そして入浴後はおいしそうなビールに目もくれず、
約束時間にちょうど合流。

ヘルシーな料理に舌鼓を打ちながら、





大和八木の夜は更けて行ったのでありました。



2014雨中の旅、終り