goo blog サービス終了のお知らせ 

ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

殿尾山は、どのお山?前編

2013年04月21日 21時12分42秒 | ウォーキング

浜ちゃんにそのコースの存在を教えられ、
地図を引っ張り出して調べてみました。
泉南のお菊山周辺の山々は、
手軽でしかもかなりおもしろそうな山です。

泉南といえば、見晴らしのいい砂のガレ場が多く、
コースの取りようによっては面白い山行が
期待できるところです。

大都市近郊にあって
かなりおもしろいと思うのですが、
それほど騒がれることもなく、
今日に至っているのは
ひとえにPRが足りないということでしょう。
地元の自治体さん、
高齢化社会を迎えるにあたって、
医療費削減のためにも
こういった里山コースをどんどん宣伝して
山に行ってもらい、高齢者には
健康でいていただきましょうよ。
さすれば、doironが山に行く時も
まったく人に会わないなんてこともなくなり、
安心して歩けるのですがね。

今回のコースも解説では
ガレ場があるとのこと。
しかもガイドブックには
「馬の背」なる言葉もあり、
両側が急に落ち込んだ
細い尾根道があるようなことも
前回熊取の時に紹介した本に
書かれてありました。

そこで、滑って転倒、悪くすれば滑落、
なんてことのないように、
滑り止め機能の付いた靴を購入・・・するわけにはいきません。

なにせ質素倹約ですから。

そこで、既存の靴を改良することにしました。
従来からある、靴底修理の道具を使っての改良です。
用いたのは、これ。



どうしても片減りする靴底の減った部分に、
このチューブの中の練物を塗り、
それが乾くと靴底が簡易に再生されます。
それをハサミなどで整形したら、
片減り解消という代物です。
月刊400~500キロを走っていた頃は、
アッパーはきれいのに底だけすごく減る状態でした。
底だけ減っただけで
頻繁に靴を買うのももったいなく
この靴底補修材には大変お世話になりました。
それを、今回は靴底の補修ではなく
スパイクのような状態になるよう
ピンポイントで靴底に盛っていくのです。
場所は、滑り止めのために有効と思われる、
かかと部分に重点的に塗りこみました。

こんな感じ。




これの効果を見ることも、
今回の山行の目的の一つでした。

結果は・・・ないよりましって感じですかね。

何はともあれ、天気のいい日を選んで、
その泉南の山に出かけてみました。

地図ももちろん必要部分を
あらかじめ拡大コピーしたものを持っていきました。
これだと、書き込みも自由ですしね。

スタート地点には、20台くらいはとめられる駐車場があります。
多分、その近くのダム湖の周りを散歩したり、
休日に遊びで訪れる人たちのためのものでしょう。

平日だと間違いなくとめられるでしょう。

doironもとめさせていただきました。



そこで靴を改良シューズにはきかえ、
スタート時刻や活動量計のデータを
初期値として地図に書き込み、
車止めのゲートを越えて、
いざ出発です。

歩き始めてすぐにいきなり出会ったのが、
大阪府知事の池の竣工碑?



なんと、その当時の知事は横山ノックだったんですね。
今頃どうしてるのかなあ。

そしてしばらく行くと、
今度は、地元泉佐野市長の
間違いなく竣工碑でした。



こちらも、今の若い市長ではなく、
昔の市長名が刻まれていました。

首長の仕事は、政権交代しても
こんな形で残るんですねえ。

昔、竣工の銘板に
社長の名前を入れるか否かが問題となり、
結局入れなかったという
仕事上での経験があるのですが、
退職後あちこち見ていたら、
社長の名前の入った竣工の銘板も
かなりあるようですねえ。

おっと、話を戻しましょう。

そこからはしばらくダム湖の最上流まで、
ダム沿いに作られたアスファルトの道を
くねくねと歩きます。
最初の目標は、ダム湖を二つ越え、
そこから、山登りをし、
ダムの奥の山並みの上に
かすかに見える送電線鉄塔を目指します。



一つ目の新滝ノ池は5分くらいで通過してしまいます。
ゆっくり歩けば、ウォーミングアップになるかもね。

で、そこからはアスファルトとはいえ、
ほとんど人の入ってこない山道を
しばらく行きます。
植生を確認しつつ歩いていると、
この辺りはなかなか山菜の類も豊富です。

なんといっても、これ。



山菜の王者タラノメがもったいないことに、
採取されず残っており、
もう固くなっていました。

それから、ほかにもミツバ、


クレソン、

アケビ、


フユイチゴ

などが多数生息しており、
時期を逃しさえしなければ、
けっこう楽しめそうなところです。

そして今の時期の野鳥といえば、

ウグイス。

姿を見ることはありませんでしたが
結構頻繁に鳴いておりました。
キツツキ類の木をたたく音も聞こえていましたぜ。

そして、まるでdoironを道案内するかのごとく、
行く先々で背を向けて鳴いていたのが、これ。



多分、ホオジロだと思われます。
とまあ、植物も鳥類も
そんなに豊かな里山を抜けて歩くこと25分。

二つ目の滝ノ池の最上流の分岐から、
暗い林に足を踏み入れ、
いよいよ山に入っていきます。

続く・・・