ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

海抜表示で思うこと

2012年08月27日 22時41分07秒 | 最近の出来事

最近、家の近所の電柱に
こんな表示が貼り付けられた。



doironが生息している村の標高です。

これで5m程度の津波だったら大丈夫。
と思いきや、それは早計というものです。

津波の周期は非常に大きな場合
数百キロにも及びます。
5mの津波でも次々に押し寄せるわけですから、
斜面を駆け上がるエネルギーも
相当なものです。

地形にあわせて盛り上がってくることは十分考えられます。

それに、大阪湾平均水面(O.P)だって、
干満の差で2mくらいの違いがあるわけで、
大潮の場合海そのものの水面が高い場合の津波だってあるわけです。

大きな津波が来た場合、
この辺ではJRの向こうくらいまで
浸水するとシミュレートされているようです。

なにはともあれ、
こうして自分が住む場所の標高を知ることは
今なら防災意識を高めて
とても重要なことだと思う。

この事業は、
国が都道府県に設置費用の
二分の一を補助する形で
この夏から取り組み始めているものだ。

多分、それを受けて
都道府県から市町村へも
補助金なり、交付金なりの形で
おりてきているのだろう。

以前の職場だったら
そういう情報はもれなく入ってきたけどな。

もし前の職場にまだいたら、
道路わきの電柱に貼り付けているだけのこのプレートを、
学校を含めた公共施設にも貼り付けて、
津波の学習もしていただろうな。

費用はさほどかからないだろうから、
補正予算を組むまでもないだろうけど、
補助金目的や施策として打ち出すなら
予算化して目出しするのも手だろう。

いずれにしても、
津波の啓発と防災意識の向上には
非常に効果的なように思うのだけどな。

そういったことも含めて、
退職して、外に出て初めて思うことが近頃よくある。

前の職場に30年以上もいて、
なぜあれができなかったのかなあ
と思うことが多々あるんだよね。

これを、岡目八目というんでしょうね。

ま、組織の中ではいろいろあるけど、
現役の人たちには
海抜0mの底辺から海抜100mの高みまでのような
幅広い観点で、外から眺める目も持ってもらって、
どんどんアイデアを出しながら
世の中を良くしていってもらいたいな
と期待しておる近頃ですわ。