ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

救急車が街にやってきた

2012年08月14日 23時26分04秒 | 最近の出来事

休日の昼下がり
さあ、ミセスの誕生日だし
昼間っから、ちょっぴり贅沢な
ランチを用意し
ビールでも飲むかと
食卓に付いたときだ。

遠方から救急車のサイレンが聞こえてきた。
お盆でも救急隊は忙しいこってすな
と、思っていると、音が次第に近づいてくる。

ピーポー、ピーポーピーポー、ピーポ!

なんと、家の前に止まったではないか。



後ろの二階建てが我が家です。

doironは自治会の副会長でもあり
ミセスは福祉委員。
村の出来事は把握しておかねばならないので
口にイカのお寿司をほうばったまま
外に飛び出した。

来ていたのは救急車だけではなく
パトカーも一緒であった。
思わず、ミセスに叫んだね。

「船越さん事件ですよ~」

と言うと
「いやいや、ここには岸壁もないから
金田一さんに来てもらったほうがよいかも。」と
切り替えされた。

だったら、
「たたりじゃ~」

「だから、違うって!早よ見といで!」
と送り出された。

遠巻きに見てると、裏のマンションに
救急隊と警官が入っていく。
救急隊のストレッチャーには
AEDも乗せられている。

う~ん、doiron探偵はいろいろと
推理をしたね。
ワンルームマンションなので
1人暮らしの高齢者の行き倒れが
発見されたのかもしれない。
見つけたのは、郵便受けに
新聞がたまっているのをみて
不審に思った大家さんが
ドアを開けてみたということか。

はたまた、お盆に帰省しようとして
たんすの上から荷物を下ろす時に
鉄アレイが落ちてきて
頭を直撃したのかもしれない。
というのも先日、このマンションの
ゴミ置き場に、ピンクのエクササイズチューブが
捨てられてあったのを
doironは目撃しているのだ。
ガイシャは、運動マニアの男ということも
考えられる。

しばらく、様子を見ていると
近所の人がぞろぞろ集まってきた。
「この救急車の音はいつ聞いてもいややなあ」
「そうやねえ」とdoiron。
「あんたとこのおじいさんがこけたのかと思ったわ」
「ちゃうちゃう。いやあ、でも僕もびっくりしたわ」
とまあこんな会話が交わされたわけである。
みんながそんな心配するのも無理はない。
何せ、わが村の最長老だからね、親父は。
ちなみに実父が入院していることは
ご近所には伏せているのです。

そうしているうちにも
家々から人々が沸いて出てくる。
平和な村には
パトカーと救急車が来るなんてのは
大事件なんです。

見ていると、マンションから出てきた
ストレッチャーには
誰も乗っておらず、
救急隊も引き上げていく。
意を決して、「自治会の者やけど
何かありましたか?」とその救急隊員に聞くと
「いえ、特に・・・」と口を濁しよる。
最近の救急隊も
個人情報たらなんたらで
なかなか口が重い。
かといって警察に聞くわけにもいかず
村のみんなもぞろぞろ引き上げていくので
doironも、好物のイカが
食卓で待っていることだし仕方なく
戻ることにして踵を返すと、またまたびっくり!
もう、村のメインストリートには
人だかりができていました。
さすがにお盆ですねえ。
みんなおうちでくつろいでいたんでしょうねえ。
まさか、仏壇のご先祖さんまで
覗きに出ていた、なんてことはないない。

見ると、みんな何か言いたそうだ。
そうかあ、長老のdoiron父に
何かあったのかと心配して?出てきてるんだろう。

大丈夫!と手を振ると
みんな納得したように
潮が引いていった。

さて、大丈夫とは言ったものの
裏のワンルームで
何があったのかは判明していない。

しばらくはミセスdoironが
金田一氏に成り代わって
聞き込みをしてくれるだろう。