ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

雷のこと

2012年08月20日 22時02分39秒 | 自然

先日、長居公園で落雷があり、
気の毒にそこで開催された音楽祭に
参加しようと来園された
2名の方がお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りします。

知り合いが、
そんな長居で開催された
音楽会にスタッフとして参加していました。
聞けばその人は、
なんとあのエグザイルとも知り合いだとか。
サインもらわなくちゃ。

って話ではなく、

今日はその準備の時に落ちて、
人名を奪った雷に関して考察してみようと思う。

まず、雷はなぜ発生するのか。

これはもう今の科学では
全て解明されているといっても過言ではない。
要するに、大気が急な上昇気流などで
激しく摩擦を起こすときに貯められる静電気が
その正体なのである。

雲の下部はマイナスに帯電します。
そのマイナスにひかれて、
地面でプラスの帯電誘導が起こります。
雷雲の下にいると、
帯電に伴う現象が起こり、
極端であればdoironのように
ふさふさの髪の毛は、逆立つかもしれません。

雷の山を経験した人なら知っているかもしれませんが、
金属製のピッケルなどは
ぶーんと不気味なうなり音を立てたりします。

ではあのバリバリという音の正体は何なのか?
これは落雷が地面に達した時の衝撃音というよりも、
放電経路にある大気が
2万℃~3万℃という高熱にさらされ、
急激に膨張し、
その膨張速度が音速を超えたときに
発生する衝撃波だといわれています。

あれだけ大きな音、強い光ですから、
その雷が持つエネルギーは強大です。

家庭用エアコンを10日間つけっぱなしにできるほどの
強いエネルギーが千分の一秒ほどの間に
放出される計算になるそうです。

もし、全てを電力にして蓄えられたら、
電力不足の足しにはなることでしょう。

遠い未来にはそんなことも可能になるかもしれません。

落雷の思い出といえば、
村の公民館横の電柱に落ち、
トランスが破壊されたことは、
今も村の人たちの語り草です。

そうですね、50年くらい前でしょうか。
姉が外に出ていたときです。
耳を劈くような雷鳴と破裂音を聞いて、
自分に落雷したんだと勘違いし、
「私に雷が落ちたあ」と泣きながら
家に入ってきたのを覚えています。
そんなことがあれば今頃は
姉はこの世におりませんね。

昨日の地蔵盆の準備の集まりでも、
長居の落雷が話題になったあと、
その50年前の落雷も
懐かしい思い出話となって花が咲きました。

落雷は一瞬なのに、
50年間の歳月で薄めても、
みんなの心に鮮やかに残るほど、
強烈な出来事でした。

ある意味そのエネルギーは
計り知れないものなんやなと、
村の人々と
思い出話を交わしながら
ずっと思っていたdoironなのでした。