雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

残照の渡し 甲次郎浪華始末

2017-09-09 21:00:00 | 

築山桂著"残照の渡し 甲次郎浪華始末"を読みました。
大阪は城代が変わることになってざわついています。
幸次郎は呉服屋の若狭屋に暮らしています。
若狭屋の娘の信乃の許婚です。
しかし信乃は病弱で結婚は無理だと思われていました。
若狭屋には千佐という信乃のいとこに当たる娘が寄宿
しています。
甲次郎と千佐は惹かれ合っていますがどうすることも
できません。
剣道の同門だった大工の息子の豊次が殺人で追われています。
居酒屋で爆発騒動があり主の熊七が亡くなりました。
熊吉と豊治とは繋がりがありました。
硝煙蔵から硝煙が盗まれたとの噂が広まっています。
甲次郎は豊次を逃がしてやりたいと思っていましたが
豊次は死体で見つかりました。

千佐の友人の美弥は父の友人の饅頭屋の鈴屋に寄宿
しています。
父の太郎兵衛が病気だと知らせがあり帰りたがっています。
美弥の家は硝煙蔵がある長内村です。
甲次郎と千佐と店の職人が美弥に付き添っていくことに
なりました。
そのあとを十五郎という侍が後をつけてきます。

美弥の父、太郎兵衛が殺されます。
硝煙蔵から硝煙が盗まれたことと関係していると見られます。

十五郎は犯人ではありませんが窮地に追い込まれます。
甲次郎はなんとか十五郎を助けてやりたいと思います。

コメントを投稿