雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

玉村警部補の巡礼

2019-03-03 21:00:00 | 

海堂尊著"玉村警部補の巡礼"を読みました。
"チーム・バチスタの栄光"のシリーズに登場
している刑事です。
玉村が有給休暇などを使って四国八十八ヶ所
の巡礼をしようと決意しました。
歩いて廻るのが望みです。
1回では出来ないので休みを取っては何度も
四国へやってきます。
一人で廻りたいのにいつもついてくるのは
加納警視正です。
加納には巡礼だけではなく別の目的があります。
歩きたいのに車に乗せられたり散々文句を
いったりと、二人の巡礼は続きます。

"阿波 発心のアリバイ"
弾丸ツアーで廻っているクループが賽銭と
して各寺に百万円を置いて行きました。
ある寺に置かれたそのお金がなくなりました。
百万円を持って遍路をしていた女性が犯人と
見なされました。

"土佐 修行のハーフ・ムーン"
加納は十二年前に起きた事件を解決しようと
します。
疑わしい人物にはアリバイとなる写真が
あってつかまえられませんでした。
加納は写真の真実を読み解きました。

"伊予 菩提のヘレシー"
泊まった宿の主人は近くの寺の地下の岩屋へ
行きました。
蚊に刺され血を吸い取られることで煩悩や
邪念を払われると信じられています。
蚊は刺されても痒くないよう変えられた
ものです。
翌日主人は死体で見つかりました。

"讃岐 涅槃のアクアリウム"
爆破予告の脅迫状が警察に送られてきました。
警察はひょうげ祭りの最中を狙っていると
判断しました。
屋島水族館の別館は閉鎖が決まっています。
すでに使われていない地下室には歯科医の
設備が整えられて、何か悪いことが行われて
いるようです。

"高知 結願は遠く果てしなく"
巡礼の最後には総本山の高野山の金剛寺へ
行かなくてはならないと加納が言い
玉村を連れて行きます。

題名が玉村警部補ですが、目立っていて
活躍するのは狩野警視正の方です。
玉村はさんざん加納に振り回されています。

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