樋口明雄著"ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊
K-9"を読みました。
アクション映画を書き物にした感じでした。
場所は長野の北岳周辺です。
ここには夏の間救助隊が常駐しています。
救助犬もいます。
北岳山荘が屈強な男たち十人に乗っ取られます。
そこへ行くために車が通る三つの道が爆破され、救助の道が
閉ざされてしまいます。
台風が近づいてきています。
山岳救助隊は山荘の近くにいます。
犯人たちは元自衛隊員や現自衛隊員です。
政府に自衛隊に関することで極秘にしていることを世間に
発表することと多額のお金を要求しました。
政府は絶対に発表をしないことを前提として彼らと交渉
しています。
北岳山荘のスタッフの松戸はテロリストたちがスタッフたちに
正体を現し制圧した時に戸外で作業をしていました。
彼はテロリストの中でも凶暴な氷室に何度も射撃されます。
それを生き延びて救助隊の星野に状況を何度も連絡してきます。
神崎静奈は休暇で山を下りていました。
台風を押して救助犬のシェパードのバロンとともに山に
入っていきます。
政府が彼らの要求をのまない場合は東京都民全員の命が
奪われる状況にあります。
政府や自衛隊とは何なのでしょう。
何のための隠匿体質なんでしょうねぇ。
テロリストたちの我慢が切れた状態もわかります。
最後にはテロリストたちはお金のためと、大儀のためと
分裂してしまいます。
迫力ある読み応えです。
おもしろかったです。
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