雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

魔法使いハウルと火の悪魔 空中の城1

2015-05-05 21:00:00 | 

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著"魔法使いハウルと
火の悪魔 空中の城1"を読みました。
アニメ映画の"ハウルの動く城"の原作です。
登場人物や動く城などのほとんど部分は映画に反映されて
います。
映画では後半戦闘場面になりましたが原作には戦争の
場面はありません。
映画はなんかしっくりいかないものがあります。
本の内容の方が収まりが良く納得がいきます。
それでも映画をみていなければ城の内部や帽子屋の内部、
町の様子などはたぶん想像がつかなかったでしょう。
本に書かれているのはこういう状態なんだろうと
映画場面を頭に描けて理解しやすかったです。
荒地の魔女は映画では後半介護される老女になってしまい
ましたが本では最後までハウルと戦う敵です。
ソフィは帽子を作っていた時は内気な弱々しい女性でしたが
荒地の魔女の魔法で老女の姿になってからは強気なはきはきと
思うことを言う女性に変わっています。
同じ女性かと思います。
カルシファとハウルとは契約をしておりカルシファは火床
から離れることはできずに城の動力を担っています。
その契約の内容を言えたら彼らは契約が破れカルシファは
自由になれます。
そうなったらカルシファはソフィを元の姿に戻して
くれるといいます。
カルシファは動けませんがソフィの相談相手になってくれます。
ハウルの弟子のマイケルは映画よりは年長の若者です。
ソフィの妹の一人と恋しています。
意地悪なお母さんに見えましたが最後の場面では親娘、姉妹は
仲がいいところを見せています。
かかしのカブも登場します。
ずっと城を追ってきて怪しまれていますが最後の方で
正体がわかります。

ハウルとソフィはいつも激しく言い合っています。
最後になってずっといっしょに暮らそうとなって
唐突感があります。
好きだからこそ思うことをそのまま言えたってこと
なんでしょうね。
続きの本があと二冊あります。
読んでみたいと思います。
楽しい本でした。

そうそうソフィは自分で気づいていなかったけど魔女で、
魔力を持っているんですよ。