雑記帳

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ジュンのための6つの小曲

2015-05-12 21:00:00 | 

古谷田奈月著"ジュンのための6つの小曲"を読みました。
音楽から離れられない子供たちを描いたものです。
ジュンは聞こえてくる音のすべてが音楽として聞こえます。
拾った音を歌にして歌います。
人と交わることが苦手でとっぴな行動をします。
ジュンはクラスメートのトクがギターをかついで河原へ来て
ギターを弾くのを見ていました。
トクとはこうして知り合いました。
トクも音楽に魅入られている子です。
ジュンは自分が楽器だと思っています。

トクの両親はカンとエリで理容院を開いています。
二人は若い親で、カンも音楽をやっていました。
カンの知り合いの音楽家のイオ先生や吹奏楽団の後輩の
コマリとの交流があります。

音楽との関わりが描かれたものです。
音楽って聞くだけで演奏する側ではまったくないので本当は
書かれていることがよくわからないです。
雰囲気だけそんなことあるんだろうなって感じるのみです。
分かる人にはストンと分かるんだろうなと思います。

ジュンとトクは音楽を仕事とするかどうかはともかく一生
音楽から離れることはできない人たちなんだろうなと感じます。