日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

シンザン記念2019 デビュー2戦目のヴァルディゼールが重賞初制覇!

2019年01月06日 | 競馬

5日に開幕した2019年の中央競馬。今年最初の日曜日だった6日は、京都競馬場で3歳馬のマイル重賞・第53回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ・芝1600m 12頭立て)が行われました。昨年はアーモンドアイが勝利し、その後に牝馬三冠達成&ジャパンカップでレコード勝ち。アーモンドの快進撃はシンザン記念から始まりました。
今年のシンザン記念は、ベゴニア賞を勝った⑤アントリューズ、デビュー2戦目の②ヴァルディゼール、母はドナウブルー
⑥ドナウデルタ、デイリー杯2歳ステークス3着③ハッピーアワー、⑩ミッキーブリランテ、木梨憲武さん命名の④ゴータイミングなどが参戦しました。



スタートで⑫コパノマーティンがポンと飛び出したのに対し、①マイネルフラップと⑧ミヤケは少し出遅れ。コパノマーティンが先手を取り、ゴータイミングが2番手につけ、3番手に⑦ニホンピロヘンソン。4番手グループは内側からヴァルディゼール・ドナウデルタ・⑨パッシングスルー・⑪シャドウエンペラーの4頭が並ぶ。その後ろの8,9番手の位置にミッキーブリランテとアンドリューズが並走する。集団から離れた後方勢は、10番手③ハッピーアワー、11番手マイネルフラップ、最後方にミヤケ。
外回りの3コーナーに差し掛かり、先頭のコパマーは前半800mを47.3秒で通過。ヘンソンが単独2番手に上がり、3番手にシャドエン、ゴータイが4番手。ドナデル5番手、パッシング6番手、ヴァルディ・アントリューズ・ミキブリは中団馬群。
最後の直線でもコパノマーティンが先頭だが、ヴァルディゼールが最内からかわしにかかり、真ん中ゴータイミング、外からミッキーブリランテとマイネルフラップが伸びてくる。ゴールまで残り200mを切り、ヴァルディが先頭だが、ミキブリが並びかけ、一番外からフラップが襲い掛かる。しかし、ヴァルディがゴール前で抜け出して1着ゴール!フラップが外から差を詰めるも2着まで。



シンザン記念全着順&払戻金
1着②ヴァルディゼール   1分35秒7
2着①マイネルフラップ    クビ差
3着⑩ミッキーブリランテ  1馬身1/2
4着⑨パッシングスルー   1馬身1/4
5着③ハッピーアワー     アタマ差
6着⑧ミヤケ
7着④ゴータイミング
8着⑦アントリューズ
9着⑥ドナウデルタ
10着⑫コパノマーティン
11着⑪シャドウエンペラー
12着⑦ニホンピロヘンソン

単勝 ② 680円
複勝 ② 230円  ① 640円  ⑩ 220円
枠連 1⃣-2⃣ 11,350円
馬連 ①-② 11,220円
馬単 ②-① 17,720円
3連複 ①-②-⑩ 16,270円
3連単 ②-①-⑩ 112,900円
ワイド ①-② 2,930円
    ②-⑩  780円
    ①-⑩ 2,420円



GⅠ馬への登竜門・シンザン記念は、単勝4番人気のヴァルディゼールが優勝。新馬戦に続いての連勝で重賞初制覇を飾りました。2着のマイネルフラップは、大外から鋭く脚を伸ばし、最後は勝ち馬にクビ差まで迫りました。フラップは前走の千両賞で1着になりながらも、この日の単勝オッズは10番人気。その低評価を覆す激走ぶりでした。2番人気のミッキーブリランテが3着で、3番人気のハッピーアワーが5着。1番人気だったアンドリューズは8着に終わりました。
ヴァルディゼールは栗東の渡辺薫彦厩舎に所属し、父・ロードカナロア、母・ファーゴの間に生まれました。鞍上の北村友一騎手はこのレース初勝利。渡辺調教師は開業4年目で重賞初勝利。騎手時代はナリタトップロードの主戦騎手を務め、1999年の菊花賞で優勝しました。また、ロードカナロア産駒はこのレースで2年連続勝利を挙げました。
ヴァルディは昨年11月の新馬戦で2着に3馬身差の圧勝。キャリア2戦目の今回、序盤は4,5番手を追走すると、直線で内ラチ沿いからスッと抜け出し、マイネルフラップの追撃を抑えました。今年もまたロードカナロア産駒から楽しみな1頭が現れましたが、アーモンドアイに続くかどうかはわからない…。






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2019年中央競馬スタート!東西金杯は共に芦毛の馬が勝利!

2019年01月06日 | 競馬

2019年の中央競馬が1月5日に開幕。この日は新春恒例の東西金杯が行われました。平成最後の金杯を制したのは一体どの馬か?



中山メイン・第68回日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ・芝2000m 16頭立て)は、ディセンバーステークスで久々の勝利を挙げた②アドマイヤリードと、一昨年のホープフルステークス覇者⑫タイムフライヤーのGⅠ馬2頭に加え、ダービー3着③コズミックフォース、中山記念を勝った⑪ウインブライト、今年こそ良血開花へ①タニノフランケル、⑧マウントゴールド&⑮ステイフーリッシュのチャレンジカップ組、函館記念を勝った⑥エアアンセム、2連勝中④ランガディアなどが参戦しました。
横一線のスタートで始まったこのレース、先行争いでタニノフランケル、コズミックフォース、⑨ストロングタイタン、⑩ヤングマンパワー、ウインブライトの5頭が先手を主張し、タニフラが先頭でスタンド前を通過。コズミック2番手、ウインブラ5番手、アドマイヤリードとマウントゴールドは中団、タイムフライヤーが後方3番手で1コーナーを回った。
1,2コーナー中間から向正面のところで、タニノフランケルが先頭、2番手にコズミックフォース、3番手にストロングタイタン、内側4番手にアドマイヤリード、外側からヤングマンパワーが接近。6番手にランガディア、7番手⑤サンマルティン、8番手にウインブライト、中団9番手にマウントゴールド。10,11番手の位置に⑬ナスノセイカンと⑦マイネルハニーがいて、12番手からステイフーリッシュが早めに動き出し、13番手エアアンセム、14番手タイムフライヤー、15番手⑯マイネルサージュ、最後方に⑭ブラッグバゴが追走。
3コーナーに差し掛かり、タニフラが先頭、コズミックが2番手。フーリッシュが3番手に上がると、フライヤーも4番手まで押し上げる。リード5番手、ランガディア6番手、ウインブラ8番手。中団以降では、しんがりにいたブラバゴが大外から捲るように追い上げ、マウントは馬群の中団より後ろの位置に下がり、アンセムは後方2番手。
4コーナーを回って最後の直線に入り、タニノフランケルが最内で粘り、コズミックフォースとステイフーリッシュが並びかける。さらにアドマイヤリードも内側を突っ込もうとする。後続からはタイムフライヤーとウインブライトが追い込み、上位は大激戦だ!ゴール残り100mを切り、タニフラがもう一伸びを見せるが、ゴール前でフーリッシュ、リード、ウインブラが脚を伸ばし、最後はウインブライトが先頭でゴールイン!大外から差し切ったウインブライトが混戦を制しました!


2019年最初の重賞競走は、ゴール前大混戦となりましたが、単勝3番人気のウインブライトが大外強襲を決めて優勝しました。2着には7番人気のステイフーリッシュが入り、ステイゴールド産駒のワンツー決着となりました。スタートから先頭で引っ張ったタニノフランケルが3着と粘り、「⑪-⑮-①」の3連単で216,370円の高配当がつきました。
アドマイヤリード4着、タイムフライヤー5着とGⅠ馬が掲示板を確保しましたが、1番人気のマウントゴールドは12着と惨敗。道中は中団に控えていましたが、3コーナーのところでは少し後方の位置に下がり、直線は全然ダメでした。過剰人気だったね。
勝ったウインブライトは、昨年の中山記念以来の勝利で、重賞は通算4勝目。中山記念の後は、大阪杯12着、富士ステークス10着、マイルチャンピオンシップで9着と低迷。マイル戦で結果が出なかったのは、距離適性がなかったんじゃないかな?距離延長&得意の中山コースで復活したウインブライト、今年こそはGⅠ戦線で上位争いできるといいですね。





京都メイン・第57回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ・芝1600m 17頭立て)は、秋華賞4着②サラキア、マイルチャンピオンシップ4着③カツジ、リゲルステークス圧勝の⑫パクスアメリカーナ、⑥アドマイヤアルバの明け4歳世代の他に、④グァンチャーレ、⑰ロードクエスト、⑧ヒーズインラブ、⑮マイスタイルなどが出走しました。
スタートでカツジと⑤バリスが出遅れ。好ダッシュを見せた⑯ツーエムマイスターがハナを奪い、グァンチャーレ・⑪トゥラヴェスーラ・⑬アサクサゲンキの3頭が2番手を争う。5番手にマイスタイル、その後ろの6番手グループには①ストーミーシー・②サラキア・ヒーズインラブの3頭が並ぶ。9番手の位置にパクスアメリカーナがいて、内側10番手にアドマイヤアルバ、真ん中11番手に⑦ミエノサクシード、外側12番手⑩リライアブルエース。13,14番手のポジションにカツジとロードクエストが並走し、15番手⑭ゴールドサーベラス、16番手⑨スマートオーディン、最後方にバリス。
外回り3コーナーを過ぎて、ツーエムが先頭、アサゲンが2番手に上がり、グァンチャとマイスタが3,4番手。パクスは6番手、サラキアは9番手、アルバとカツジとロークエは依然として後方グループ。
最後の直線コースで、ツーエムマイスターが先頭だが、2番手からマイスタイルが上がり、グァンチャーレが最内に入る。ゴール残り200mで、グァンチャとマイスタが競り合うが、残り100mでパクスアメリカーナが外側からまとめてかわし、大外からミエノサクシードが猛追するも、パクスがゴール前で抜け出してゴールイン!西の金杯も芦毛の馬が制しました!

競馬界を席巻する明け4歳世代に新たなスターが現れました。単勝オッズで1番人気に支持されたパクスアメリカーナが、力強い末脚で差し切って優勝しました。2着には5番人気のマイスタイル、中団から追い上げたミエノサクシードが3着に入りました。2番人気のサラキアは7着、3番人気のカツジはスタートの出遅れが響いて8着に敗れています。
勝ったパクスアメリカーナは、栗東・中内田充正厩舎に所属し、父・クロフネ、母・グローバルピースの間に生まれ、お姉さんはGⅠ馬のホエールキャプチャ。重賞初挑戦のアーリントンカップで2着、その次のNHKマイルカップでは6着のあと、7か月休養。復帰戦のリゲルステークスで4馬身の圧勝を飾り、叩き2戦目となった京都金杯で重賞初制覇を飾りました。2連勝で素質が開花したこの馬の活躍がさらに楽しみだし、いつかはマイルのGⅠを勝つでしょう。









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平成最後の箱根駅伝 東海大学が復路で逆転し、初めての総合優勝!

2019年01月03日 | Sports

第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、3日に復路(109.6キロ)が行われました。往路では東洋大学が2位の東海大学に1分14秒差をつけ、2年連続の往路優勝。一方、総合4連覇中の青山学院大学は、3区で森田歩希選手が区間新記録の力走を見せながらも、4区と5区のランナーがブレーキを起こし、東洋大から5分30秒差の6位でフィニッシュ。往路を制した東洋大が復路も首位の座を守れるか?それとも、初優勝を狙う東海大学が逆転するか?そして、復路に強い青学はどこまで巻き返せたのか?



山下り区間の6区(20.8キロ)、まず先頭の東洋大・今西駿介が芦ノ湖を出発。それから1分14秒後に東海・中島怜利がスタート。5分30秒後、青学・小野田勇次が6番目でスタートした。
トップの東洋・今西は、最初の5キロを16分14秒で通過すると、小涌園前(9キロ)で2位に1分21秒の差をつける。東海・中島は今西より速いペースで飛ばし、東洋との差を徐々に詰めていく。青学・小野田は、なかなか前との差が縮まらずに苦しむが、後半に力を発揮。17キロを47分15秒で通過すると、19キロ過ぎに法政大学をかわして5位に浮上。
東洋・今西は終盤も安定した走りを見せ、小田原中継所を先頭でタスキリレー。1分8秒遅れで2番手通過の東海・中島は、6秒も差を詰めた。その後、駒澤大が3位、4番手・国学院と続き、青学・小野田はトップから5分15秒差の5位でタスキリレー。57分57秒の区間新記録を樹立してみせた!シード権争いの方は、往路9位の帝京大が7位に上がり、中央学院が10位、明治大は10位から9秒差の11位。往路15位と出遅れた早稲田は、3つ上げて12位。


7区(21.3キロ)、逃げる東洋・小笹椋に対し、東海大・阪口竜平が猛追する展開に。10キロ過ぎに両者の差が1分を切ると、二宮(11.6km地点)で48秒、大磯(18.3キロ地点)で18秒差まで縮まった。一方、5位でタスキを受けた青学・林奎介は、1.7キロ過ぎに国学院をかわすと、9キロ過ぎに駒澤を捉えて3位まで浮上。
残り1キロを切り、東海・阪口が東洋・小笹に接近。しかし、小笹が粘り切って平塚中継所をトップで通過。それから4秒後に東海大が2位でリレー。小田原で5位だった青学・林は、2人を抜いて3位。首位とは3分48秒差。10位争いでは、中央学院と明治が激しく競り合ったが、中央学院が10番手でタスキをつなぎ、明治は27秒差の11位。9位・拓殖とは57秒差。拓大もヤバいかもしれない。


8区(21.4キロ)、スタートから300mで東海・小松陽平が東洋・鈴木宗孝に追いつく。この2人の競り合いは長く続いたが、14.6キロを過ぎたところで小松が仕掛ける。東海大学、ついに単独首位に浮上。小松は遊行寺坂で鈴木に9秒の差をつけると、影取で18秒差に拡げる。最後は戸塚中継所手前でガッツポーズを見せ、1時間3分49秒の区間新記録を樹立。東洋・鈴木は50秒差の2位。3位の青学は平塚中継所通過時点でトップと約4分30秒差。5連覇は絶望的となったが、それでも意地を見せる。
その後、駒澤、法政、国学院、帝京、順天堂と続き、中央学院が9位に上がり、拓殖が10位に後退。11位の明治は、拓殖とは1分6秒差。12位の早稲田も1分53秒差。13位・日本大、14位・中央大にも逆転シードの可能性がある。そして、首位・東海大が通過してから20分後、城西大と上武大の2チームが繰り上げスタートとなった。


後半のエースが集まる9区(23.1キロ)。首位の東海大はキャプテンの湊谷春紀が落ち着いた走りを見せる。2位の東洋・中村拳梧は先頭を奪い返そうと東海大を追いかけるが、調子が上がらず、横浜駅前のところで2分12秒の差が開いてしまう。3位・青学大の吉田圭太は積極的な走りで東洋大を猛追。戸塚では東洋とは3分38秒の差があったが、20キロを過ぎたところで46秒差まで詰めた。
東洋との差を拡げた東海大・湊谷は、鶴見中継所でアンカーの郡司陽大にタスキをつなぐ。2位の東洋大はトップから3分35秒差…。東洋から8秒遅れて青学・吉田が3位で通過。シード争いは、中央学院が9位、拓殖大が32秒差の10位。明大は拓殖から1分6秒遅れて11位。早稲田は12位、日大13位、中央14位。シード権争いは中央学院、拓大、明治の3チームに絞られた。首位が通過してから20分後に、国士舘・上武・城西・山梨学院の4チームが繰り上げスタート。


最終10区(23.0キロ)。3位でタスキを受けた青学・鈴木塁人が、2キロを過ぎて東洋大に追いつき、東洋・大澤駿も食い下がるも、鈴木が単独2位に浮上。鈴木は首位・東海との差を縮めようと、激走を見せる。東海のアンカー・郡司は、最後まで余裕の走りを続け、先頭でゴールイン!東海大学、悲願の箱根駅伝総合優勝!それから3分41秒遅れて青山学院が総合2位でゴール。3位・東洋、4位・駒澤と続き、鶴見で7位だった帝京大が5位でフィニッシュ。その後、法政、国学院、順天堂と続き、拓大が9位、中央学院が10位でシード権確保。それから1分16秒後に中央と早稲田が並んでゴールし、中央が11位、早稲田12位となりました。




箱根駅伝 総合成績
1位:東海大学(10:52:09/大会新記録)
2位:青山学院大学(10:55:50)
3位:東洋大学(10:58:03)
4位:駒澤大学(11:01:05)
5位:帝京大学(11:03:10)
6位:法政大学(11:03:57)
7位:國學院大學(11:05:32)
8位:順天堂大学(11:08:35)
9位:拓殖大学(11:09:11)
10位:中央学院大学(11:09:23)
—-10位以内シード権—-
11位:中央大学(11:10:39)
12位:早稲田大学(11:10:39)
13位:日本体育大学(11:12:17)
14位:日本大学(11:13:25)
15位:東京国際大学(11:14:42)
16位:神奈川大学(11:15:51)
17位:明治大学(11:16:42)
18位:国士舘大学(11:16:56)
19位:大東文化大学(11:19:48)
20位:城西大学(11:19:57)
21位:山梨学院大学(11:24:49)
22位:上武大学(11:31:14)
OP:関東学生連合(11:21:51)

復路区間賞
6区 小野田勇次(4年)青山学院大学  57:57(区間新)
7区 林奎介(4年)青山学院大学  1:02:18
8区 小松陽平(3年)東海大学   1:03:49(区間新)
9区 吉田圭太(2年)青山学院大学 1:08:50
10区 星岳(2年)帝京大学     1:09:57


第95回箱根駅伝は、東海大学が10時間52分09秒の大会新記録を打ち立て、46度目の出場で初めての総合優勝を果たしました。青山学院大学は総合5連覇を逃しましたが、往路6位から2位まで巻き返しました。小野田選手,林選手,吉田選手の3人が区間賞を獲得し、復路全体で5時間23分46秒を記録し、5年連続の復路優勝を達成。往路トップだった東洋大学は、8区で逆転を許し、9区の選手が区間19位とブレーキを起こしました。復路順位でも5位と苦戦しました。
4位以降では、予選会トップの駒大が総合4位で2年ぶりのシード復帰。国学院大学は歴代最高の7位に入り、拓殖大学は2年連続のシード。10位の中央学院大学までが来年大会のシード権を獲得しました。前回大会で3位だった早稲田大学は、総合12位に終わり、13年ぶりのシード落ち。日体大もシードを落としてしまいました。

東海大学は往路で2位、復路でも2位(5時間24分24秒)。往路&復路共に2位以下で総合優勝をしたのは、2006年大会の亜細亜大学以来だそうです。7区の鈴木選手が猛追し、8区の小松選手で逆転。残りの2人が首位を明け渡しませんでした。8区で区間新記録を樹立した小松選手は、今大会のMVPに選ばれました。小松選手、中島選手、阪口選手、郡司選手、さらに4区の館澤選手の「黄金世代」が来年も残るから、来季は3大駅伝の複数制覇も期待できると思います。
青山学院の一強が続いていた学生駅伝は、東海大学が青学の箱根5連覇を阻止。青学と東洋も今回の悔しさをバネに、また強くなると思います。来年の箱根駅伝も東海、青学、東洋の3強の争いとなると思います。






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箱根駅伝2019 東洋大学が往路2連覇!V5狙う青山学院は6位で復路へ。

2019年01月02日 | Sports

お正月恒例の第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2日に往路(5区間・107.5キロ)が行われました。今大会は95回目の記念大会という事で、22校+関東学生連合の23チームが出場。平成最後の箱根駅伝往路は、スタートから波乱の展開となりました。



まず1区(21.3キロ)、午前8時ちょうどに東京・大手町の読売新聞東京本社前を23チームのランナーが一斉にスタートするが、30秒後に大東文化・新井康平が転倒するアクシデント。足を引きずりながらも集団に追いつく。
10キロ過ぎに東京国際大のタイタス・モグスが抜け出すが、12キロ過ぎに吸収される。蒲田(15.2キロ)のところで先頭集団は16チーム。18キロ過ぎに東洋・西山和弥が仕掛けると、青学・橋詰大慧と中央・中山顕が追いかける。抜け出した西山は中山の追撃を凌ぎ切り、鶴見中継所を先頭でタスキリレー。中央が2番手、青学は6秒差の3位、法政、東海、早稲田と続く。駒澤・片西景は7番手で通過するが、2区のランナーが姿を見せず、11秒のタイムロス。痛すぎる中継ミス。スタート直後に転倒した新井は、苦しい表情を見せながらも懸命に走り続け、先頭から8分40秒差の最下位でタスキをつないだ。


各校のエースが集う2区(23.1キロ)は、留学生ランナーがごぼう抜きを見せます。8位でタスキを受けた国士舘・ヴィンセントが5キロを過ぎて3位に浮上。18位スタートの日大・ワンブィは14キロ手前で8人を抜いて10位浮上。拓殖大のキャプテン・デレせも一旦は13位まで順位を上げる。だが、それ以上に順天堂・塩尻和也が快走を見せ、18キロ過ぎにデレセを抜いて8人抜き。
一方、首位争いでは東洋の山本修二が19キロ手前で中央・堀尾謙介を引き離す。だが、残り1キロを切ったところでヴィンセントが中央大をかわして2位に上がると、22.3キロで東洋・山本も抜き去り、戸塚中継所をトップで通過。国士舘大にとっては46年ぶりの往路首位リレー!東洋が5秒差で2位、さらに13秒遅れて中央大が3位、日大・ワンブィは14人抜きの4位、王者・青学は首位から1分5秒差の8位。順大・塩尻は10人を抜いて9位。拓大のデレセは12位でリレー。そして、首位通過から10分後に、最下位の大東大が繰り上げスタートとなった。


3区(21.4キロ)、東洋大の吉川洋次が最初の1キロで首位に立つと、そのまま独走する。2区で8位と苦戦する青学は、エースの森田歩希が登場。5キロ前に日大を抜いて7位に上がると、国士舘,中央,駒澤と次々と抜いて行き、11.5キロで2位集団に追いつき、茅ヶ崎地点(14.3キロ)で単独2位に浮上。森田は17キロすぎに東洋・吉川の背中を捉えると、20キロ過ぎに吉川をかわして遂にトップに立った。7人抜きで1分5秒差をひっくり返した森田は、平塚中継所を先頭で通過。1時間1分27秒の区間新記録を打ち立てた。森田から8秒遅れて東洋大が2位、3位には駒大、さらに東海、国学院と続く。後続では、帝京大・遠藤大地が8人抜きで、14位から6位にジャンプアップ。2区でトップだった国士舘は、3区で11位と大きく順位を下げた。

4区(20.9キロ)、2位の東洋大・相澤晃が、1.8キロ過ぎに先頭を行く青学・岩見秀哉に追いつく。暫くは並走状態が続いたが、2.7キロ過ぎに相澤が抜け出した。相澤は9キロ手前で岩見に約1分差、12キロで1分45秒差、17.7キロ地点で2分45秒差まで拡げる。岩見は18キロ過ぎに東海大・館澤亨次に抜かれ3位に転落。
相澤は後半に入っても軽快な走りを続け、最後までペースは衰えることはなく1時間0分54秒の好タイムで5区のランナーにタスキを渡した。東洋・相澤から2分48秒差の2位に東海大、青学は3分30秒差の3位。その後、駒大、帝京、国学院、中央、明治、拓殖、東京国際、順大、法政と続き、山梨学院が繰り上げスタート4秒前(14分56秒差)でタスキが繋がり、関東学生連合が繰り上げスタート。


山登り区間の5区、先頭の東洋・田中龍誠が一人旅を続け、2位の東海・西田壮志が猛追する展開が続く。3位の青学・竹石尚人はペースが上がらず、6キロ前で駒大に抜かれて1つ順位を落とすと、さらには国学院・浦野雄平にもかわされる5位に後退。
後続勢では、12位でタスキを受けた法政・青木涼真が、小涌園前までに6人を抜いて6位まで順位を上げると、12.7キロで竹石も抜いて5位まで順位を上げた。国学院の浦野も駒大を抜いて3位に浮上。
トップを行く東洋・田中は、余裕の走りで箱根の山を駆け抜け、芦ノ湖をトップでゴールイン。東洋大学が昨年に続き、往路優勝を達成しました。東洋がゴールしてから1分13秒後東海・西田が2位でフィニッシュし、3位でゴールした国学院・浦野は1時間10分54秒の区間記録を樹立。その後、駒澤が4位、法政が5位、青学は6位で往路を終えました。





第95回箱根駅伝 往路順位
1位 東洋大学   5:26:31
2位 東海大学   5:27:45
3位 国学院大学  5:29:15
4位 駒澤大学   5:29:59
5位 法政大学   5:31:36
6位 青山学院大学 5:32:01
7位 順天堂大学  5:32:05
8位 拓殖大学   5:32:08
9位 帝京大学   5:33:30
10位 中央学院大学 5:33:32
11位 明治大学   5:34:14
12位 中央大学   5:35:26
13位 日本大学   5:35:37
14位 国士舘大学  5:35:53
15位 早稲田大学  5:36:06
16位 日本体育大学 5:36:33
17位 東京国際大学 5:37:15
18位 神奈川大学  5:39:41
19位 上武大学   5:40:10
20位 城西大学   5:42:26
21位 大東文化大学 5:43:07
22位 山梨学院大学 5:44:16
OP 関東学生連合 5:44:17

区間賞
1区 西山和弥(東洋大) 1時間02分35秒
2区 パトリック・ワンブィ(日本大) 1時間06分18秒
3区 森田歩希(青山学院大) 1時間01分26秒 ※区間新
4区 相澤晃(東洋大) 1時間00分54秒 ※区間新
5区 浦野雄平(国学院大) 1時間10分54秒 ※区間新


箱根駅伝の往路は、東洋大学が5時間26分31秒の往路新記録を打ち立て、2年連続7回目の往路優勝を果たしました。東海大学は1分13秒差の2位。往路最高順位の3位でフィニッシュした国学院大学は、5区・浦野選手が区間賞を獲得。4位の駒大は2年ぶりのシード返り咲きに大きく前進。前回王者の青山学院大学は往路6位。
シード権争いでは、中央学院大学が10位、明治大が11位。両者の差は42秒差。9位・帝京から12位・中央までは約1分56秒差、13位の日大も10位とは2分5秒差あるから、逆転シードの可能性も。2区で首位だった国士舘は往路14位。前回3位の早稲田は15位、日体大も16位と苦しみました。スタートで転倒し、2区で繰り上げスタートを味わった大東大は21位で往路を終えました。

東洋大は1区で西山選手が2年連続の区間賞を獲得。3区で青学の森田選手に逆転を許しましたが、4区で相澤選手が従来の区間記録を1分半も大幅に更新。2位に3分近い大差をつけ、5区の田中選手が4区で稼いだ貯金を守り切りました。前回大会は往路で1位になりながらも、復路6区で青学に逆転されました。今年こそは復路でもトップでゴールテープを切って、王座奪還となるでしょうか。
青学大は3区のキャプテン・森田選手が7人を抜いて首位に立ちましたが、4区と5区で誤算。4区の岩見選手が区間15位タイに沈むと、5区の竹石選手は8位まで順位を落としました。下り坂で息を吹き返して6位まで盛り返しましたが、区間順位は13位。絶対王者の青学が往路で6位という結果はは予想外。復路での巻き返しに期待したいが、東洋大とは約5分30秒の差があるから、大逆転での総合優勝は厳しいと思う。

復路は午前8時に首位・東洋がスタート、その後に東海、国学院、駒澤という順番でスタートしていきます。東洋大が出発から10分後に、日体大以降のチームが一斉にスタートします。復路も波乱の予感がしそうです。







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寒中お見舞い申し上げます。2019年もよろしくお願いします。

2019年01月01日 | Weblog
2019年を迎えました。旧年は当ブログをご覧いただきありがとうございました。


さてここで、皆さんにご報告があります。私の最愛の父が、昨年といいますか、先月の12月16日に亡くなりました。父は2014年から肺の病気を患い2016年1月に入院してからは在宅酸素療法を続けてきました。先月の12日に立ちくらみのような症状が起こり、12月14日に再び入院しました。体調がよくなれば良いなと思っていましたが、16日早朝に容態が急変し、私たち家族が病院に到着した時は心停止の状態。午前6時33分に父は天国へと旅立ちました。突然の別れはショックだったけど、父の死に目に会えただけでも良かったのかもしれません。
酸素療法をしていた間は体重も減り続け、亡くなる1週間前から体力が徐々に落ちていき、トイレの時間も長くなり、食事をするのも苦労しました。入院していた時も、病院の食事もほとんど手をつけていませんでした。それに水分を摂る量も少なかったです。でも、コーラを嬉しそうに飲んだ時の表情は忘れられません。
12月22日のお通夜、23日の告別式では、姉の家族、親戚やいとこたちが集まりました。いとこ達とは10年近く会っていなかったので、久しぶりに話ができたことが嬉しかったです。棺に納められた父の顔は安らかで、火葬されて骨だけになったときは「ああ、もういないんな」と父の死を改めて実感しました。
父が亡くなって2週間が経ち、現在は寂しい年末年始を過ごしています。父がいた時は賑やかで会話も弾み、大晦日の紅白歌合戦、お正月のニューイヤー&箱根駅伝を見るのを楽しんでいました。今度の箱根駅伝は、父もきっと天国で見ていると思います。
父は時には厳しく叱る時もあったけど、いつも私を優しく接してくれました。それにいろんな観光地へ連れてってくれたことも忘れません。お父さん、今までありがとう。僕もお父さんの分まで頑張って生きていくから、天国で見守っていてください。




2019年は4月30日に天皇陛下が退位し、31年も続いた「平成」の歴史に幕を閉じます。5月1日からは新しい元号がスタートしますが、新元号は4月1日に公表するとのことです。明治→大正→昭和→平成と来て、次の元号は何になるのか気になるところです。
1月5日からはUAE(アラブ首長国連邦)でAFCアジアカップが行われます。昨年のロシアW杯でベスト16入りを果たしたサッカー日本代表は、5度目のアジア制覇に挑みます。森保一監督が就任してからは、南野拓実選手、中島翔哉選手、堂安律選手といった若手選手が台頭。森保体制になってからは5戦負けなしと絶好調です。
サッカーの話題と言えば、今年6月からフランスで「2019 FIFA女子ワールドカップ」もあります。なでしこJAPANは、2011年大会で優勝、2015年は準優勝でした。今大会もベスト4以上or決勝進出を果たし、2020年の東京五輪に弾みをつけられるといいですね。
あと、今年9月にはラグビーワールドカップが日本で開催されます。日本代表は前回大会で強豪の南アフリカ代表から大金星を挙げ、サモア戦とアメリカ戦にも勝ち、1大会3勝をマーク。今年はスコットランドとアイルランドといった強豪国と同じ組に。厳しい戦いになると思うが、ホスト国の意地を見せてほしい。


昨年は歯痛に咽頭炎、さらには父の死もあり、人生で最もつらい1年でした。今年こそは明るく良い年になれたらいいなと思っています。皆様も2019年が良い年になることを願っています。



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