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“ズダヤクシュ”とは変わった名前です → “喘息薬種”と書きます

私は山菜採りによく出かけるのですが、“ズダヤクシュ”は深山から亜高山帯にかけてのやや湿った樹林で、これからの時期よく見かける植物です・・・私は信州の山でよく見かけました

群落を作り、葉は茎に互生し、ややモミジ形の葉をしています                                                                          草丈は20~40cm位あり、茎先にブラシ状の花序を出し、白い小さな鐘状の花を下向きにつけます

樹林下で咲く様子は派手さはないけど、楚々としてなかなかきれいです

ところで、“ズダヤクシュ”という名前はなんとも変わっていますよね                                                                                                  漢字では“喘息薬種”と書くそうで、「ズダ」とは病気の「喘息(ぜんそく)」をいう信州地方の方言だそうです・・・勿論「ヤクシュ」は「薬種」と書き、薬になるという意味です                                                                                            という事は、“ズダヤクシュ”の名は、喘息の咳止め薬になる薬効植物だという事から付いた訳で、至って当たり前の素直な名前なんですね・・・変わった名前と思うのは、私だけかな  

“ズダヤクシュ”の仲間は、北アメリカにほとんどが分布しているのだそうですが、“ズダヤクシュ”だけが、ヒマラヤから日本にかけて分布しているそうです

“ズダヤクシュ”の花は、実に変わった形をしています                                                                        5枚の薄い茶がかった花弁の様に見えるのはガク片で、ガクよりも内側の5枚糸状に飛び出ているのが、花弁だそうです                                                                                                              そして10個の雄しべが、花ビラよりも長く突き出し、中央に舌の様に伸びているのが雌しべです

 

“ズダヤクシュ” の花言葉は 見つかりませんでした                                                        どうやらないようです

私がつけていいのなら、 「 希望  」、 「 知恵 」 でしょうか!?

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