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群馬・「高崎ファミリーパーク」にある群馬のお城→ 「寺尾中城」城址

先日、何となく車  を走らせ、迷い込むように行って来たのが、群馬・高崎観音山丘陵の中に造られた「高崎ファミリーパーク」です・・・所在地:群馬県高崎市寺尾町

「高崎ファミリーパーク」は平成15年にオープンした約60haある広域公園で、森の芝生広場、バーベキュー広場、水と花の広場、森のスポ・レク広場といった、市民向けにスポーツやレジャーが楽しめるような設備が造られています

園内のなだらかな丘陵地帯はスポーツやレクリエーションの出来る「憩いのエリア」と、森林散策を中心の「癒しのエリア」に分けられて、広々とした自然公園となっています

「癒しのエリア」の中に組み込まれた散策コースには、歴史古書「吾妻鏡」にその名が載っている「寺尾城」の中の「寺尾中城」城址が入っています

「寺尾城」は後醍醐天皇の孫・尹良親王が信濃南朝方の関東の橋頭堡として籠った城で、南北朝から室町時代前半に築かれた城砦で観音山丘陵一帯にかけて造られた天然の要塞のつくりです

 

「寺尾城」の中心とみられる「寺尾中城」は、両側が切り立った丘陵の細い尾根上のやや広い部分に5つの郭を設け、その郭間を堀切で断ち切るという天然の要害を巧みに利用した典型的な連郭式山城になっています                                                                                                                                                  郭の周囲には土塁もなく、石垣といったものも見られませんが、尾根を断ち切った多くの堀切や、尾根の細い部分の両側をさらに削って造られた土橋等は難攻不落の城砦であった事を感じさせます

上の画像は、「寺尾中城」城址から高崎市街を眺めました  (向って右手の紫色は藤の花です)

かすんでいて遠景は見えませんが、右手の奥に高崎市役所のタワービルが見えています

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