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楚々として咲く “ツバメオモト” → “燕万年青” と書きます

先日群馬・赤城自然園に行って来ました                                                                 新緑一杯の園内を、色んな山野草を見つける度ごとに、胸ときめかす自然散策でした・・・こういう思いは歳を忘れさせますね

訪ねたこの日は、数日前に地方新聞に、“シャクナゲ”が満開だと報道された為か、幾組ものツアー客が押しかけておりました

そんなツアー客にぶつからないように避けてコースを歩いていたのですが、広いといってもどうしても一緒になってしまいます

松の木株で白いちょっとランに似た小さな花が咲いており、名前分からぬままにデジカメ抱えてパチリしてましたら、後から来たツアーの物知りおばさんが「皆さぁ~ん!絶滅危惧種の“ツバメオモト”がここにありますよ~」だって・・・

どっとお友達の昔娘さんたちが集まって、カメラシャッターの嵐です  ・・・踏まないで、踏まないで!!・・押さないで、押さないで !!                                                                                   私も知らなかったのですが、お陰で“ツバメオモト”ってそんなに珍しいのか~と知りました

でもこの話は続きがありまして、帰宅してから、”ツバメオモト”はどうも絶滅危惧種には入ってはいないようだと知りました・・・あの物知りおばさんの得意げな顔を思い出し、苦笑  です・・・でも名前教えてくれた事は感謝です  

  “ツバメオモト”は、ユリ科 ・ツバメオモト属  低山帯~亜高山帯の針葉樹林内に多く自生する多年草で、草丈は20~30cmになるようですが、実際みたものはやや小振りでした

“オモト(万年青)”に似ていると言われる葉は、光沢のある長い楕円形で幾枚もが重なるようにして広げます                                                                                                             5月中旬から7月上旬まで、葉の間から伸びる細い花茎の先に、真白い小さな可憐と思える花を咲かせます                                                                                                                                 花後に濃い藍色の球形の実が出来るそうですが、これがどうも燕の頭に似ているということで、“ツバメオモト”と名づけられたようです

“ツバメオモト”の花は、直径1cmほどで、花びらは6枚、内側には雄しべが6本、雌しべは先端が3裂して1本みられます                                                                                                 木漏れ日のさす林の中で、ひっそりと散状に白い花を咲かせる様子はとても可愛くみえます

絶滅危惧種ではないらしいけど、貴重な花の様に思え大事にしたいですね

“ツバメオモト”の 花言葉は、「 怠りない心 」、 「 和解 」 です

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