日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
水生植物 アサザ ・・・今が盛りでした
群馬・渋川子持ちの「白井宿」に行ってきました
といっても、宿の街並みを見に行った訳でなく、道の駅・「子持ち」の中にある産直目当てです
産直はとってもにぎわっていました
買い物を済ませて、道の駅・「子持ち」の休憩所にある足湯に入ってのんびり疲れをとりました
休憩所横には、白井宿に入る疎水があり、水車も動いて(?)います
疎水にはアサザが花開いていました
アサザ(浅沙、阿佐佐)はミツガシワ科アサザ属の多年草で、ユーラシア大陸の温帯地域に分布し、日本では本州や九州などに生育しています
スイレンに似た浮葉をつける浮遊植物で地下茎を伸ばして大きくなります
初夏~晩夏に、水面上に伸ばした花茎先に黄色い五弁花を咲かせる様子はとても可愛らしく見えました
アサザの花は、朝開花して夕方萎む一日花で、開花の時期は6月中旬から10月中旬くらいまで咲きます
疎水の上に足場基礎周りに水の流れがないためか沢山のアサザが咲いていました
アサザの花の五枚ある花弁の周辺には細かい裂け目が多数あります
これがフリルのようにヒラヒラするので、英名では「water fringe」の呼び名があります
アサザの繁殖方法には、クローン成長と種子繁殖という2つの方法があるそうです
クローン成長というのは、成長期のアサザが、走出枝をさかんに伸ばし展葉面積を広げたり、走出枝が切れて(切れ藻)他の処に漂着し、そこから新たに成長することなどをいいます
一方種子繁殖についても、アサザは、「異型花柱性」という独特の繁殖様式を持っているのだそうです
アサザは花柱(めしべ)が長くて、雄ずい(おしべ)の短い「長花柱花」と、反対に花柱が短く雄ずいが長い「短花柱花」を持つ個体が別々に存在して、これらの異なる花型を持つ花の間で花粉がやり取りされないと正常に種子繁殖を行うことが出来ないというのです
更に花から出来た種子は翌年に発芽するほか、土壌シードバンク(埋土種子)を形成して、数年間休眠することもあるというのですからびっくりです
アサザの葉は茎の下方では互生し、上方では対生、浮葉は広楕円形心臓型、基部は深裂しています
葉縁には浅い鋸歯があり、やや波打つように見えます
和名アサザの語源は、水の浅い場所に生育することによるもので、平安時代からアサザとよばれ、「浅抄」、「浅々葉」と漢字で表します
アサザの花言葉は、 「 しとやかな 」、 「 信頼 」 です
眺めていると、花言葉の意味が察せられました