日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ホテイアオイの花が咲き出していました
先日久しぶりに訪れた産直の花棚には、アブチロンに並んで、ホテイアオイ(別名:ホテイソウともウォーターヒヤシンスともいいます)の花が水槽の中で花開いていました
ホテイアオイ(布袋葵)は、単子葉植物ミズアオイ科に属する水草です
南アメリカ原産で、池などの流れの少ない水面に浮かんで生育し、花が青く美しいので観賞用に栽培されています
水槽に浮かんでいるホテイアオイは葉が水面から10cm位も立ち上がり、葉そのものは丸っぽく、艶があります
水面に浮遊するのは、葉柄の基部がふくれて浮き袋になっているためで、このふくれた部分を七福神の布袋に腹に見立てホテイアオイともホテイソウとも呼ばれる由来のようです
ホテイアオイの根は水中にひげ根状のものが水中に広がり、さらにそれぞれの根からたくさんの根毛が出て、まるで試験管ブラシのようになります
これが重りの働きをして、浮袋状の葉柄など空隙に富んだ水上部とバランスがとれ水面での姿勢を保っているのだと思われます
花期は8~9月、花茎が葉の間から高く伸び、大きな花を数個~十数個つけます
花は淡青紫色で、花びらは6枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいます
花は咲き終わると、花茎は曲がって先端を水中につっこむ形となり、果実は水中で成長するのだそうです
ホテイアオイは日本では、本州中部以南のあちこちで野生化しており、耐寒性はなく低く冬はほとんど枯れてしまいますが、一部の株がわずかに生き延びれば、翌年には再び大繁殖するほど繁殖力があります
その繁殖力は肥料分の多い水域では、あっという間に水面を覆い尽くし、水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっていて、「青い悪魔」と呼ばれ恐れられているといわれます
花の綺麗さから見るととても悪魔の表情とは思えませんね
ホテイアオイの花言葉は、「 恋の愉しみ 」、「 恋の悲しみ 」、 「 揺れる心 」 です