生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:愛:もののあわれ:その1:幸福な日々の為の自問自答集

2014年08月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
大好きな英雄が死んだと認めがたい場合、源義経が大陸に渡り、ジンギスカーンになったりします。私が感じる「もののあわれ」の代表例は次の物語です。壇ノ浦で幼い安徳天皇を平清盛の正室・平時子が「この波の下の都でーーーー」と幼い安徳天皇に優しく語りかけつつ、入水した話は哀しい物語です。その安徳天皇の死を認めがたいのか、とても感動的な伝説があることを数年前のテレビで知りました。そのテレビのお話です。2012年9月29日、NHK BS3ですが、この伝説が楽しく、見ながらしみじみと「もののあわれ」を感じた次第です。その伝説は高知の越知町に800メートルくらいの横倉山辺りに、この安徳天皇が28才まで生きていた、という話。さて、話は変わりますが、現地に伝わる民話を私が世話になりましたイギリスの研究室の教授達(比較文化論)は、とても大事にしていました。特にアフリカ、その他の伝説の村の長老の語る伝説をテープに記録しておき、大学に戻り、文書にして、何回も聴いていました。このNHKのテレビも、見ていると、やはり当時の人々が幼くして入水した安徳天皇を生かしておきたかった気持ちが分かります。この物語は日本人の気持ちをとても美しく表現しているなあ、と思います。この伝説を語り続ける人々が、自分の心の中で、しずしずと動き流れるこの心情「もののあわれ」を深い想いから語り続けたのです。そんな民話の現場を訪ねる私達も、旅をして、その現場に現場に立ちますと、ひょっとして地霊が私達に何かを訴えたいとしているかもしれません。したがって、比較宗教学の教授は経験から、そこで感じるアースフィーリングを大事にしなさい、と言うのでしょう。現地に立ち、そこで感じるインスピレーションから大発見をするトロイのヘレンの発掘現場もあるくらいです。迷信だと笑わないで、現地に立った時の感情を大事にしたいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:381>

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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。

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