さて自分の存在自身が「もののあわれ」そのものであると解釈している人が、今後、どの方向へ流れていくか、とても興味のある領域です。現代生活を幸せにしてくれる読書に平安時代の文学(源氏物語、今昔物語等)があります。この文学を解釈し楽しむ為には、この「もののあわれ」を思索する必要があるのですが、感情的に、この「もののあわれ」に耐えがたいと感じる人は、当面、避けたほうがいいかもしれません。大きく二つに分けますと、この概念を知った事で「不幸感が増えるタイプの人」と「幸福感が増えるタイプ」があります。その原因は明確で「生育史による解釈の仕方」です。解釈を変えると世界が変わるように、日本人伝来のこの「もののあわれ」の解釈を、現代で、幸せに生きれるような解釈をしたいもの。それぞれの民族が所持するDNA的な精神構造は、これからも生き延びる為のエネルギーと美意識からの幸福感を増やす為のものとして取り扱いたいし、自滅していく為の伝統ではないはずで、祖先が生み出したこの感受性を大切にしたいものです。豊かで、物静かな幸福感を現代で味わう余裕がありますと、複雑な現代文明のぎすぎすしたものが、落ち着いた幸福感を、この「もののあわれ」がもたらしてくれます。和歌の一つでも自分流で紡ぎながら明るい日々をお送り下さい。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:386>
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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。
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