生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:愛:わびとさび:幸福な日々の為の自問自答集

2014年08月31日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
茶道を知らなくても京都奈良の名園を控えた茶室で頂く一服は、まさに「わびとさび」という感覚での喜びと幸福を堪能させてくれます。このわびとさびは人々を落ち着いた幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)へと導きいれます。この言葉「わびとさび」は比較文化の世界では有名な言葉、概念です。しかし、比較文化の勉強をしていても、その解釈は相当違います。友人の例なのでお話しますが、こんな事がありました。
数年前、若い頃の友人がイギリスで偉くなっていましたが、その筋の団長として日本にきました。東京での国際会議で再会したあと、彼の希望で鎌倉の某寺で座禅をしに案内しました。彼にとって座禅は初体験。そのお寺のお坊様は心のひろいかたで、ドハデな衣装に着替えたイギリスの友達(イギリスからこの日の為に持参しているドハデな衣装:弁慶を演ずる歌舞伎役者のような衣装)を嫌がらずに、そのままま茶室に案内します。そこで一服のお茶をいただき感動して東京のホテルに帰っていきました。彼からの感謝の手紙に「わびとさび」の心境が実に楽しかったと書いてありました。それでいいのです。後日談ですが、そのお寺のお坊様は、後でいわく、あのような偉い方が、あのような派手な衣装で、座禅をし、そして茶室でお茶をいただき、涙して感動する姿を見て、禅の坊主をしたいたお陰だと、感動されているのです。イギリスの友人も感動していたし、そのイギリス人を受け入れたお坊様も、両方に対して、私は感動しました。わびとさび、という領域について、比較文化論としての視点から暫く思索していきます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:387>

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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。

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