生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

心をみつめる視点:人生での愛する人との関係の仕方は?:その3:幸福な日々の為の自問自答集の第4章

2014年03月04日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「愛の原型」を時々確認すると日常生活での楽しさが倍加するようです。愛の原型とは自分の生育史を色々と回想し、あの場面が自分が愛されていた生活場面なのだなあ、と思える場面の事を愛の原型と定義しています。エリクソンは23才から34才までの愛をとても重視していて、この年代での親密性と孤立感が、それからの人生をとても支配していくようだ、と心配しているわけです。幼少時の愛の思い出は原型として大事にしていますが、この23-34才頃の人生での体験が晩年の幸せ度を豊かにも、貧しくもしていくプロセスを重視しているのです。愛の原型が生育史で違う現実を知らないと、いくら今、愛し合っていても少々、夢が醒め、冷静になると、愛の程度に不満を感じだし、私を愛してくれていない等とストレスを蓄積していきます。その不満を言う前に、愛の原型が違うのが当然、感じ方も違い、温度差も違うのは、愛が不足しているからではなく、愛の原型が違う事を互いに理解しておく必要があるようです。それぞれの愛の原型に触れてもらえないと人類は愛を感じないように出来ています。愛の原型の場面を語り合うと、人は自然に、その原型に近づこうとします。そこが人間のとても美しいところでしょう。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:208>

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