自分は何の為に生きているのか、生きようとしているのか、これだけは自分で決める領域ですが、案外、この大テーマから目と心を離して生きていこうとします。その理由はどう思索しても、どう生きたいのか、その目的が見えてこないからです。生きるべき、ではなくて、生きたいか、という視点が重要です。何故人は生きるのか、この課題は古代からの大きな人生問題ですが、高齢者施設に到着するまで、人はこの問題に苦しみます。70億の人類の一人一人の答えは、その人の中にある、と言われていますが、そう言われましても、どう探し出すか、難しい問題ですので、暫く思索していきます。人は、その答えを必ず自身の中に存在している、という哲学を信じると見えてくるものがあるようです。自分の中に答えがあると信じる人と、自分の中に答えがあるのではなくて、外に存在していると信じる人の場合は、探究のエネルギーと方法が全く違ってくるのです。外にある、という場合、無駄なエネルギーが多く、自分の中に存在していると信じる場合のエネルギーは相当違います。先ずは自分の中にある、自分の生育史の中にある、と信じた上での方法を考えていきます。自分の中にあると信じると見えてくる世界について考えていきましょう。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 97>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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