生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

律したい事柄の内で何が一番人を幸せにするのか?

2013年07月19日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
一度しなない自分の人生、高齢者施設での人々の話の中で、一番辛い傾聴が「私の人生、何とつまらない人生だったのだろう?」と嘆く人々です。聴いていて本当に嫌になります。何故、嫌になるか、と言いますと、案外、若い頃から「悔いの無い人生」について真面目に思索していない事例が案外多いのです。そのような思索をしてこなかった「あなたが悪い」とは言えません、その方に、そんな話を出来るわけもなく、ただひたすら傾聴していくのですが、最後の最後まで、嘆きの連続の人が多いのです。お金持ちで健康なのになぜ、嘆くのでしょう?人は天に向かってつばを吐きながら生きています。つまり自由意思があるにも関わらず、その自由意思を使っていないのです。病気ばかりの人生でも心から感謝し、生きる喜びを語る人々も多いのです。この違いはどこからくるのでしょう?「現実の受け止め方、現実の解釈」で、その違いが生まれてくるか、または、理想の設定に現実吟味力不測から異常な理想を形成している事例もあります。人間の全ての悩みはその人の生育史上の理想と現実のギャップから生まれてきますので、自己実現への道を時々立ち止まり、再検討して生きていかないと悔いだらけの人生を送る羽目になります。再検討する自分を保持するには自己実現への道を妨げるものを排除する必要があります。人は考えた通りの人間になる、と古来から言われています。自分の悔いの無い自己実現に向かい、邪魔なものを排除する律し方は本人にしかわかりません。意思あるところに道あり。何を排除し、何を保持るか、楽しみながら自分は今、何を律したいか、思索していきましょう。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 89>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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