さてさて「生き甲斐の心理学」で言う所の「自律性」とは何でしょう?自分を律する、という意味は万とあり、その必要性は誰でも分かっています。ここでは何を律することを一番大事にしているか、といいますと「自己実現への道」です。どういう事かと言いますと、一度しかない人生を無駄にはしたくないと、誰でも願っているのですが、あちこちに目が移り、迷い、戸惑う内に、自分の中の沢山の選択肢、欲望、願いに目がくらみ、自分を律する意識が低下していきます。ですから時々自分を律したい事柄の内から、一番大事な律したい内容について考えないと、どんどん変な方向へ流されていきます。律する、という言葉は嫌な言葉で、ややこしく、めんどう。出来れば律する、などという世界から離れ、楽々と楽しく、だらだらと暮らしたい気持ちも人間にあります。律してばかりいたら、神経も疲労し、日々がこちこちの面白くないくそまじめな生活となるかもしれません。どんな領域を真剣に律したら人々がそれなりに生き抜いていけるか、この律する基準について皆様はどうお考えでしょうか?
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 88>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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