生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

目的志向性と自発性と罪悪感の関連について

2013年07月22日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
専門の勉強をしている人には上記の首題はピンとくるでしょうが、普通の人々には何の事やら意味不明かもしれません。エリクソンはこの原型は5-7才に形成されると論文に書いていますが、この理論を思索すると、どんな価値が私達に生まれるのでしょうか?自分の生育史上、過去の思い出の中に良心の呵責、罪の意識、罪悪感があります。この罪悪感の原型が5-7才の頃に形成されている、と言われましても本当かなあ、と疑うのが普通の人々でしょう。過去の心の傷は青春時代、大人時代にも、どんどん、その原型に上乗せされ、益々固く形成されていきますが、人は不思議なもので罪悪感を感じる内容は人により相当違うのです。性の領域で過剰反応する傾向の人、金銭面で過剰反応する人、人間関係で反応する人、その傾向と渇望はカールロジャースという学者も命題4で明言しています(「生き甲斐の心理学」:140ページ)。過去の罪悪感を上手に処理しておかないと現在、自発性に欠け、人生での目的志向性にも問題が出てくるよ、というのが今日のお話ですが、暫くこの問題を思索していきます。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 92>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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