知人の宗教家が臨終の時に某女子がお見舞いに行き枕元でわあわあ泣きました。知人の姉が私に電話をしてきて、あの方と弟と、どんな関係だったのか教えて下さい、と電話がありました。この事例を分析するのは難しいのですが、世間の常識では臨終の枕元で泣き崩れる女性を、訪問された親戚は心配するのがあたりまえでしよう。後で聞いた話ですが、泣き崩れた本人は見舞いに行って本当に満足したそうですが、その友人はあきれ果てて説教したようです。さて、話は変わりますが、Aさんは慈愛深い方として有名です。しかし、或人に言わせれば、おせっかいだ、と解釈しています。慈愛だと解釈する人もいれば、おせっかいだと解釈する人もいて色々です。病的な慈愛、健全な慈愛、という研究課題は心理療法ではとても大切なので、この問題を考えていきます。
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