生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

寂しくなると奈良京都に行きたがる人、何故かなあ?

2013年07月20日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
同じ旅でも、那須温泉に行きたい、と思う事もあれば、深い人生問題に遭遇し何かを思索したい時は案外大勢の人々が奈良京都へ旅をします。この原因を思索すると昔、イギリスの研究室で学んだ「民族独自の回帰性の問題」という試験問題を思い出しました。恩師が古代史跡・ストーンサークルに案内すると、学友(アイルランド系)が感動のあまり失神しました。直ぐ回復しましたが、後で聴くと、その現場に立った時、不思議な感動に満たされ空を見上げ、地上を見渡す内に、あまりの喜びに目がくらくらし、しゃがみ込みたいのを我慢して立っている内に、めまいで倒れたそうです。原因は誰にもわかりませんが、しばしば貴婦人がわざとパーティで倒れて紳士から助け起こされるのを期待する事例とは違い、この場合は神秘的な問題なのです。学問ですがら直ぐ神秘の領域と言うのは問題なので、あれこれと研究する内に「それぞれの民族の精神性、人格形成過程では或時代の原型が形成されてくる、それを民族の回帰性」と定義する学者も現れたわけです。日本人は古事記、日本書紀、万葉集の時代がその回帰性にあてはまります。ですから今のところ、何か大きな人生問題を思索したい時、奈良京都を人々が訪問したがる理由を、そのように考えると奈良京都の旅には深い理由があるようです。何故、奈良京都へ行きたいか、その原因を日本民族の回帰性の領域としている次第です。大きな人生問題に遭遇し、真面目に自己実現への道を思索したい時、奈良京都の古い神社仏閣、特に山岳宗教の香りのする所を訪問すると縄文時代のDNAが目覚めて何らかの気付くがあたえられるかもしれません。日本人の原型を大事にしたいものです。何を律するか、一番重要な「何の為にいきているのか」の問題の時は、この答えを妨げる雑念を排除するような律し方が大事なようです。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 90>


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