生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

罪悪感の処理の仕方

2013年07月24日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
人が生育史上感じる罪悪感は、その処理/対応の仕方は宗教により色々違いますし、信仰が無くても人により、どう解決していくか、その方法は違います。もともと人間に備わっている良心は非常に微妙な領域ですので、ブログでそう簡単には書けません。先ず罪悪感は文化により相当違います。フランス革命、ロシア革命、現代での色々のテロ、その背景は複雑ですし時代での出来事には深い人類の必然があり、現代の倫理道徳で、そう簡単に意味づけは出来ません。生き甲斐の心理学では罪悪感とはその人の生育史上の「理想と現実のギャップ」と定義していますので、先ずはその分析から取り組みます。理想としての倫理道徳観が異常な場合もありますし「現実の解釈」が異常な場合もあります。しかし本人が罪悪感として五感と体感で感じてしまっていることなので、最初はその現状を素直に傾聴していきます。分析をして会話を進めていく中で、本人は罪悪感の真の姿を認め出しますが、その罪悪感が神仏からの罰ではなく、心理学的なものである、と冷静に理解しだすと、身体症状(眠れない、食欲がない等の)が激減していきます。自分が感じている罪悪感は神仏からの罰でもなければ、怨霊・祟りでもない、と色々納得していきます。ああ、悪かったなあ、と認め出すと、その回復は早いものです。異常な両親の教えも遠因ですし、過剰反応で、かつ、異常な良心も遠因です。愛である全知全能の神様は罪悪感から人を滅ぼす事はしないので、先ずは自分の理想と現実のギャップの自己分析をしてみて下さい。その自己分析には大きな知恵と示唆があります。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 94>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

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