世界には色々の考え方があり、その勉強をすればするほど混乱していきますが、最後には「これではいけない、自分の基本思考は何だろう?」とハタと気付きます。基本思考の内でも一番大切なものが「悩みをどう扱うか?ストレスをどう処理するか?」という基本思考の重要性に想いがいたります。赤ちゃんから高齢者まで、この悩み、ストレスの取り扱いの基本思考を家庭でも学校でも教えてくれませんので、人々は人生を狂わせていきます。「健全な悩み、ストレス」が人生の知恵を生むのは確かですが知恵の泉を妨げているのが病的な悩み、ストレスなのです。何が健全か、何が病的かは難しいところですが、この健全な悩み、ストレスと病的な悩み、ストレスの違いを心の仕組みとして勉強していかないと無駄なエネルギーを消耗していきます。何回も言いますが、この基本的悩み、ストレスはその人の生育史上の理想と現実のギャップから生まれ、生まれた悩み、ストレスをどう取り扱うか、その取り扱い如何で、健全な悩み、ストレスとなるか、病的な悩み、ストレスとなるか、分かれていきます。悩み、ストレスの原初感情を全て「不安感」として解釈し、人生でのどんな問題(経済的、政治的、心理的、哲学的、宗教的等など)でも、心に最初に浮かぶ気がかりなことを全部、不安感に置き換えて、そして自分の生育史上の理想と現実のギャップを正直に把握する考え方を基本思考と定義しています。この心の仕組みを一つの仮説として信じていくと、そこに自分の人生の真実、生き方、生きる目的が見えてきます。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 35>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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