生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵は今日の瀬となる

2013年05月05日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
首題の歌は古今和歌集からのものですが、飛鳥の歴史が私達人間の栄枯盛衰、万物流転、その「もののあわれ」を語りだしています。もののあわれ。この美意識は私達日本人を幸せにしたり不幸にしたりしていますが、もののあわれをキチンと意識化しないと、時々人の生命を簡単に奪ってしまいます。美の世界に魂を導入したり、自死させたりする思想でもあります。甘えの構造、汚れと禊、もののあわれ、この3つは確実に古代日本人を支配した思想ですし、現代にも確実に遺伝されている思想でもあります。首題の和歌を皆さまはどう感じますか?この和歌の中に日本人のアイデンティティーの主要概念がありますので、まずは鑑賞しておいて下さいませ。この和歌が現代人の私達に何を感じさせるか?現代の私達の生育史により、解釈がどう変化していくか、この違いを楽しみながら思索していくと自己肯定・他者肯定の共存共栄の愛の思想に連携していきます。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 14>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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