生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

駆け込み寺に駆け込んだ後醍醐天皇の皇女から想うこと

2013年03月29日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
首題の皇女の時代背景ですが新田義貞が鎌倉を攻撃したり楠正成が活躍したりした時代です。後醍醐天皇は逞しい天皇なのはご存じでしょう。その皇女が縁あって5世となるのですがお寺の過去帳には歴代の尼僧を、第何世和尚、と書かれているのには驚きました。尼さまでも和尚というのです。さて何故に用堂尼がこの寺にくるようになったか、色々と調べたのですが分かりませんでした。どなたか詳しい知識をお持ちでしたらお教えいただけると嬉しいです。さて以来、このお寺には本当に面白い歴史があり特に女性の人権を守りぬく歴史には驚きます。太平記はとても面白い物語ですが、その歴史の一角を東慶寺が輝かせています。その境内に足を入れますと雰囲気が違います。怨念、感謝、不安、怒り、幸福、錯乱、が入り乱れています。特に裏山の天秀尼等が祀られている辺りには光と陰が交錯していて複雑な想いになりますが、訪れる人々の深層心理を刺激し汚れと禊の織りなす精神状態になります。ですから古来からの場所を訪問する時は、湧きだす感情をそのまま受容する覚悟がないと、かえって不安定になる場合もあるようです。歴史に翻弄される人間を暖かく見守り、自分もどんな現実が襲いかかっても堂々と正面から受けてたとう、とうい決意があると古い神社仏閣は自分を統合させてくれるツールとしても役立つ存在なようです。歴史、文化、宗教を意識化して生きていくと、とても楽しい旅が訪れます。旅の興奮が益々新鮮な日々を生んでくれます。
。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:84>


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