私の母は私を大声で怒鳴りつけたりしませんでした。わんぱく坊主の私を時々ですが静かに理路整然と優しく諫めます。その影響から社会に入り異性の知人が出来ても激しい言葉、厳しい言葉を吐く女性が苦手でした。誠実で優しい異性の知人でも母といつも比較していたようです。高校生の頃、洗礼を受けると聖母マリアにあこがれましたので私を大切にしてくれた女性に対していつもそのような愛を無意識で求めていたようです。哀しい想いをさせたようです。この自分の欠点に気づいたのは20代後半から30代にかけてのようでしたが、今、改めて反省し沢山の女性にお詫びしたい心境です。私は聖母マリアではありません、と言いながら寂しげに離れて行った知人もいます。私の愚かさを思うと恥ずかしくて汗がながれてきます。あるがままの自分、あるがままの異性を相互に大切にしあえる今の心境を大切に生きていきたいと思います。:<父母論:291-4>:
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