風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

ショパンとベートーヴェンとモーツァルトとショスタコーヴィチ

2014-11-14 00:51:10 | バレエ

最近の通勤時の音楽は、もっぱらショパンとベートーヴェンを聴いております。チャイコフスキーは先月聴いて聴いて聴き倒したので^^;

3月のパリオペ椿姫は、9月のNAスワンレイクと同じく、しばらく舞台の余韻を引きずってしまい、それは困ったものでございました。日常生活に支障が出てしまってましたから^^;
そんなだったので、ショパン@椿姫の音楽は舞台を観た夜からずっと封印していて、一度も聴いていなかったのです。
で、今回第九をウォークマンに落としたついでに(ガラケーなので・・・。でもSONYは音がとても良いのヨ)、さすがにもう大丈夫でしょうとショパンも一緒に落としたのです。
それを朝、通勤電車の中で再生したところ――。
十分知ってはいたけど、音楽の力って物凄いですね・・・・・・・・・。
最初のあのピアノの旋律が流れた瞬間に、ぶわっと3月22日の舞台が蘇ってきて・・・・・。それは上野ではなく、紛れもなく19世紀のパリで・・・・・。あのアルマンとマルグリットが目の前にいて・・・・・・。もう胸がいっぱいになって苦しくて切なくて、通勤どころじゃないっす・・・・・
でもあまりに今自分がいる場所(ラッシュの電車の中)と世界が異なりすぎて、かえって「もう仕事行きたくないっ(>_<)」とはならなかったのは幸い^^; 
それにしても8ヶ月も前の舞台なのにあれほど鮮明にフラッシュバックするとは、吃驚しました。。

それと、第九。
こちらも先日の夜の記憶がそのまま音楽と結びついているため、第二楽章から突然ぐわっとテンションが急上昇するという、少々困った現象が起きてしまっております・・・・^^;
しかし第九って全楽章を通しで聴くと、あんなに美しい曲だったんですねぇ。。。。。。
やっぱり生オーケストラはいいなあ。また聴きに行きたい。日本に帰ってからクラシックコンサートは一度も行ってない。。
私が初めて行った本格的なクラシックのコンサートはロイヤルアルバートホールのプロムスで、シカゴ交響楽団のモーツァルトとショスタコーヴィチでした(指揮はベルナルト・ハイティンク)。立ち見で£5。それがもっのすごく美しくて、迫力で、楽しくて。クラシックってこんなにcoolなんだ…!って感動して。翌年日本に帰ったらタイムリーにそのシカゴ交響楽団が来日してくれて。でも、チケットのお値段のあまりの高さに断念せざるをえなくて。。。求職中だった身には、とてもあの値段は出せなかった。。。


※※※
今ちょっと検索をかけたら、そのプロムスでモーツァルト/ピアノ協奏曲第24番のピアノを担当していたピアニストのマレイ・ペライアが、昨日サントリーホールで演奏会をされてた。。。。。なんなのこの残念すぎるタイミング。。。。。
この方のピアノの音、すごくすごく綺麗な音だったんですよー。立ち見はアリーナ席だったのだけど、楽器の音というよりも、何かとてつもなく綺麗な光がポロポロと降り注いでくるようだった。そのときの演奏はウォークマンに入れて今でも聴いています(BBCが後日ストリーミングをしてくれたので、それを録音したのです)。


プロムスの会場。手前に立っている普段着的な人々が立見席の客で、その奥がオケです。
私が行った日はお客さんは皆さんとても行儀がよくて(立ってでもクラシックを聴きたい人達だから、本当に好きなのだと思います。嫌いな人はたとえ£5でも御免だと思いますし)、隣の英国人のおじちゃんはショスタコーヴィチが大好きだそうで、熱く語ってくれました。サウスバンクよりも集中して聴けたくらい。イギリスにも色んな面があるけれど、この国のこういうところは素晴らしいと心から思います。


振り向くとこんな感じ。

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