風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

NHK交響楽団 第1896回 定期公演 Bプロ @サントリーホール(10月25日)

2018-10-27 01:18:07 | クラシック音楽



AプロCプロに続き、ブロムシュテット×N響定期公演の最終日、Bプロ2日目に行ってきました。


【ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」 (約40分)】

仕事の疲れと寝不足気味による少々の睡魔と闘いつつ。
今日の演奏は、私は特に二楽章が好きでした。自然で清々しくて爽やかで。N響の木管さん、いい音♪
そして最終楽章も、品がよく美しかったですねえ。ブロムさんの清潔で実直な音はこの曲とよく合っていて、聴いていて綺麗な、幸福な心持ちになれました。ラストの和音は思いのほか優雅に終わって、平和で清らかで美しい田園だった
今回のブロムさん×N響の定期はどうも私は前半の曲と相性がよくないのだけれど、その中ではこの田園が一番楽しめました。
しかし後半を聴いて、ステンハンマルを後半に持ってきた理由がよくわかった。

(休憩)

【ステンハンマル:交響曲 第2番 ト短調 作品34(約46分)】

ブロムさん&N響ブラヴォ~~~~

休憩時間の終わる間際まで睡魔が続いていて、これはステンハンマルはちょっとヤバイかも…と思っていたのだけれど。
最初の一音から睡魔がどこかへピューンとすっ飛び、お目目パッチリ
これ、正面席で生で聴くとものすごく楽しい曲だね~~~
しっとりした美しいメロディーとゴツゴツ系の音色がくるくる変わる変化も楽しいし、和声の音がすごくかっこよくて綺麗で生で聴くと興奮する!
N響の演奏もどの楽章も全部素晴しかった!
纏まりはあまりない曲かもしれないし、深みもないかもしれないけれど、本当に聴いていて楽しかったし、ひと時も飽きずに演奏に引き付けられました。
ラストの唐突感は予習していたにもかかわらず懲りずに「へっ??」と感じてしまったが(予習のときも録音の最後が欠けているのかと思い他の録音を探してしまった)。過去に聴いた中で最もラストがラストらしくない曲ではなかろうか。それまでがわかりやすい音楽なだけに尚更。それもまた面白し。
聴きながら、ラトル×ロンドン響が上手く演奏しそうな曲だな~とも。シベリウスとヤナーチェク混ぜたぽい感じの曲に聴こえたから。

しかしゲヴァントハウスとのときにも感じたけれど、ブロムさんは焦らず長いスパンで緊張感を維持しながら着実にフレーズや曲全体を構築していくのが上手いですよね。ハイティンクにしても、そういうのが得意な指揮者がブルックナーが得意なのかもしれないなあ、きっと。

次回のブロムさんの来日は来年11月とのこと。
どうかどうか一年間お元気で、また素晴しい音楽を聴かせてください。心から楽しみに待っています!!!


そうして幸せな気分で帰宅したら・・・、ヤンソンスの来日キャンセルのニュースがtwitterを飛び交っていたのでありました。。。。
私は今回は出遅れてしまいまだチケットを入手できていなかったのだけれど・・・そうかあ・・・。



ヤンソンスさん、どうかどうかお体をお大事になさってください。そしてまた、BRSOとのあの温かな天国のような2時間を体験させてください。全力で待っていますよ~!!

#5 Asia 2016: Jansons dirigiert Mahler 9 (Ausschnitt)

一昨年の思い出とともに、次回のご来日までお待ちしております。
次回の来日はまた2年後なのかな。遠いなあ・・・。

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